巫女さん

2017年5月18日 (木)

巫女さん大暴れ

 

「なぁ巫女さん、さっきのオバハンらなんやねん」

「オバハンらって、ちゃんとした人たちですよ」

「巫女さんのことそこらのバイト巫女と一緒にしとったやないか」

「普通、そうなりますよ」

「この界隈4市で神楽を奉納できるのは御主一人であろう」

「拙者一人でござる」

「スペシャル巫女やって言わんかい」

「そんなん自分で言うことちゃいますわ」

 

「某神社に結婚式の巫女に呼ばれたそうやないか」

「まぁ・・・」

「そんなん自分とこの巫女でもできるやろう」

「見た目の問題ですかね」

「ん?」

「見た目シュッとしてた方がいいというか・・・」

「そんなん自分で言うたらあかんわぁ」

「エーッ!でもさっき・・・」

「巫女さんは凛としてな」

「う~・・・」

 

「そういえば新郎新婦が今時の子でぇ・・・」

「『今時』って、自分も21歳やないか」

「中身はオバハン・・・なんでやねんっ!」

「で、どしたんや」

「『え~どうしてそんなことするのぉ』とかうるさいんですよ」

「切れた?」

「オリャーッて?」

「花嫁のヅラがボーンッと飛んで」

「オオッ!」

「新郎は天井に頭から刺さるとか」

「さ、刺さる?」

「取っては投げちぎっては投げ」

「何者なんですか私は」

「巫女さん大暴れ」

「暴れてません」

 

「そういやセーラームーンの仲間にも巫女さんおったような・・・」

「よく知らないんですよね、セーラームーンは」

「確か曼荼羅とか言うたらバックに法輪が出てきたような・・・」

「仏教やないですか。巫女やなくて尼さんでしょう」

「尼さんのヅラがボーンッと飛んで・・・」

「エッ!ハゲのヅラやったんですか」

「剃髪せんかいとジョリジョリ剃られて」

「災難ですね・・・でも・・・」

「でも?」

「尼さんは暴れる側ちゃいましたっけ」

「ん?」

「間違いでしょ」

「そんなん自分で言うことちゃうわ」

「エーッ!」

 

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2017年3月30日 (木)

長靴を履いた巫女

 

「あ、オッサンに報告があります」

「みなまで言うな巫女さん、国家試験に合格したのであろう」

「知ってたんですか?」

「ふっふっふ・・・放っておいた乱破より聞き及んでおるわ」

「ラッパ?トランペットとかですか?」

「ちゃうがな間者のことをそう呼んだんや」

「患者さんのラッパって正露丸ですかね」

「その患者とちゃう、忍者や!」

「え!公儀御庭番、伊賀組?甲賀組?さては風魔一族?」

「なんで急に詳しくなんねん」

「こう見えて勉強しましたから」

「仕事の合間も勉学に励んでおったそうじゃな」

 

「ウッ!」

「どや参ったか」

「アッ・・・」

「ん?どうした巫女さん」

「肩が・・・つって・・・」

「肩?足やなくてかい」

「イタタ・・・」

「正看護師が看護されてどーすんねん」

「三日前になったばっかりで・・・」

「知らんがな」

 

「ぶつけてないのにあちこち痣はできるし肩は攣るし」

「大丈夫です」

「ほななんでコルセットしとんねん」

「寄る年波には勝てませんわ、オッサン」

「せやなぁワシも・・・いやいや腰痛ないで」

「へ~」

「へ~やないがな長靴はいた巫女」

「それ、猫やなかったですかね?」

「猫は長靴はけへんやろう、見たことあるか?」

「ないですけどぉ・・・」

「ワシもないわ長靴はいた猫なんて」

「でも、確か絵本にあったような気が・・・」

「ああ、気のせいや」

「気のせいですか!?」

 

「その長靴も足がひび割れしとるからやろ」

「ん~まぁピキッてね」

「勉強は足りたが栄養は色々足りておらんようじゃの」

「そうですかね」

「これからが本番じゃ。精進するがよいぞ」

「お頭様みたいですね、オッサン」

「ふっふっふ・・・」

 

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2017年2月23日 (木)

笑う門にはなんとやら

 

「お、巫女さん何を仕事なんかしとんねん」

「国家試験が終わったんですよ、オッサン」

「見事落ちたか」

「そりゃあもう・・・やなくて、発表まだですがな」

「でも落ちたんやろ?」

「微妙ですねぇ・・・」

「微妙に落ちたんか」

「落ちた落ちた言わんといてくださいよぉ」

「まぁ、済んだことはくよくよしても始まらんで」

「ええこと言わはりますなぁ、仰る通り…とちゃいますがな」

「嘘から出た真」

「縁起でもない」

 

「そういえば隣の席で受験してた人」

「何者や」

「伊賀者・・・やなくて、5年連続落ちた人で・・・」

「ちょっと待ちぃな、合格率80%以上あんねやろ?」

「5年連続20%の側で・・・」

「5×20=100%あかんっちゅうことやないか」

「どうゆう計算なんですか」

「100パーではなぁ・・・」

「ほんで昼休みに泣きださはって」

「気づいたか、今年もあかんって」

「みたいなんですよねぇ」

「巫女さんはその隣でバクバク昼メシ食うとったと」

「そら、腹が減っては戦はできんいいますしね」

「巫女は食わねどつま楊枝とも言うぞ」

「・・・なんか違うような気が・・・」

 

「学校で正解発表あるんやろ?」

「そう、それを見て泣き出す子がようけおって・・・」

「そんな中、巫女さん一人ワロとったと」

「そうですわ、ギャハハハ・・・って・・・」

「自分も落ちてんのに」

「ホンマですわ、バカ丸出しで・・・って、ちょっとぉっ!」

「ギャハハハハ・・・」

「オッサンがワロてどうするんですか」

「ええがなええがな、笑う門には福来る言うやろ」

「それもそうですねぇハハハハ・・・」

 

諦めかけていた巫女さん、

気を取り直して頑張ったようでよかったヨカッタ。

 

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2017年1月16日 (月)

卑弥呼と巫女さん

 

「あれ?巫女さん、何でおんねん」

「仕事です」

「国家試験近いから今月は休む言うとったやないか」

「家で勉強しててもねぇ・・・」

「ここで仕事しとっても試験の役には立たん」

「諦めたというか、もういいかなって・・・」

「それでワシがやった学業成就のお守り、放ってあんねんな」

「いや、あれは・・・」

「『家に持って帰って勉強しますっ』って言うとったのに」

「忘れただけで・・・」

「たったのイッシュ~カンしか経っとらんっちゅうに」

「看護師にはならないかなって・・・」

「21歳やろ?あと60年は生きるぞ」

「長生きですね」

「60年の間に何があるかなんて大日如来でも・・・」

「天照大神ですね」

「ん、まぁ巫女さんの世界では・・・とにかく誰にも分からん!」

 

「アマテラスさんねぇ・・・・」

「つまり、卑弥呼やな」

「は?」

「太陽信仰を示す八つの光芒が刻まれた鏡」

「はぁ」

「これが九州と奈良で見つかっておる」

「それが?」

「古文書によると伊勢神宮に収められている鏡にも

同じ文様があるのじゃ」

「えっ・・・と驚きたいところですけど、卑弥呼はんは?」

「魏志倭人伝によると卑弥呼は諸国の王より選ばれた」

「ふむふむ」

「太陽神を崇める九州の女王が選ばれ、

大和に移って諸国を収めたのじゃ」

「えーと・・・」

「太陽神、女王、伊勢神宮を結ぶと・・・」

「大日如来」

「なんでやねん!」

 

「ほんだらワシら、卑弥呼はんを祀っとったゆうことでっか?」

「なんで喋りがオッサンになんねん21歳」

「卑弥呼はん、死んだ後

八百万の神々の女王にならはったんでんなぁ」

「まぁ・・・知らんけど」

「エーッ!」

「そんなことより、簡単に諦めるなよ、言い訳を探すな」

「ん~・・・・・」

 

五日後、巫女さんは休みを取っていた。

学業成就のお守りもなくなっていた。

 

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2016年12月22日 (木)

神さんのギャグ?

 

「オッサンの浮腫もすっかり良くなりましたね」

「巫女さんの機械入浴がよう効いたわ」

「神楽も奉納しましたし」

「そやな・・・って、あれは七五三やないかい」

 

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「まぁ結果良ければ全て良しということで」

「前に子供連れのオバハンおるやん」

「ええやないですか、見栄えがするってゆうたはりましたやん」

「まぁ、顔小さいしな」

「ふっふっふ・・・それで?」

「細いし・・・」

「もっとゆうて下さい」

「え~と・・・」

「ないんかい!」 

 

「それより来年はネットに動画をアップしたってや」

「なんでですのん」

「来年は、もうあかんやろ」

「見に来てくださいよ」

「寝たきりやわ、きっと」

「ベッドごと来てください」

「・・・・神輿やあるまいし・・・」

 

しかし、人生の最終ステージで

巫女ナースと出会うとは妙な縁である。

神の御使いなのか、はたまたギャグか。

 

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2016年12月 3日 (土)

治療の合間を縫ってつまらぬことを

 

30分おきに処置が必要な治療を実行しているので

テレビを視る余裕もない。

だが、よりましな方向には向かっている。

特に入浴の効果には目を見張る。

 

当方の場合、大掛かりな装置を用いた機械浴となるが、

当方のそれを担当してくれているのが巫女さん。

「イナバウアーッ!」(足が滑ってのけぞった)と

相変わらずにぎやかだが、観察力鋭く、

処置は常に完璧なので意外や頼りになる。

 

巫女さんシリーズは国家試験合格、正看護師として就職し

めでたしめでたしとなる予定だったのだが、

巫女さんは就職せず、神楽の道を究める決意をした。

看護師資格は一生ものだしいつでもできるが

巫女は若い内しか出来ない。

 

それもありの選択だろう。

短足とはいえ162cm45㎏による

神楽はそれなりに見栄えがするし。

「短足は余計ですわオッサン」

「イナバウアーッ!」

「なんでやねん!」

 

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2016年11月12日 (土)

七五三で忙しい人

 

「おっ、貧血の巫女さん」

「なんですのん、金欠のオッサン」

「そら貧乏神やししゃあない・・・ゆうてる場合か」

「そやからなんですのん」

「物忘れが急に激しくなったんちゃうか」

「認知症ですわ」

「は?」

 

「今日も部屋の窓開けっ放しで出てきて…」

「家帰って知らんオッサンが酒呑んどったらどうすんねん」

「肴でも買うてくるしかないですねぇ」

「こけし泥棒やったら?」

「叫ぶしかないですねぇ『こう見えて私は人間やっ!』って」

「なるほど。対策は万全やな」

「ですね」

 ・・・・・・・・・・・・・

 

「いや、落ち着いてる場合ちゃいますがな」

「家に誰もおらんのか?」

「オカンがいるんで電話して・・・」

「こけしのオカン?」

「そうそう、足がないから二階に登られへん・・・訳ないでしょ」

「いずれにせよ困ったこっちゃ」

「寄る年波には勝てませんわ」

「せやなぁ巫女さんも齢を重ね・・・まだ21歳やないかいっ!」

 

「そんなことより○×神社の神楽奉納は何時やねん」

「朝からずっとやってますわ」

「は?」

「うっとこは七五三一件しか入ってないんですけど」

「日曜なのに?」

「お昼には撤収ですわ」

「○×神社はウイークデイというのに大賑わいってか」

「倒れるかもしれません」

 

「まぁ景気づけにワシが見に行ったら」

「え~・・・オッサンおったらワロてまうやないですか」

「いよっと掛け声かけたるわ」

「要りませんってそんなん」

「『なんでやねんっ!』とか」

「なんで突っ込まれなあかんのですか」

「ほなボケかましたろか」

「やめてくださいっ!のってしまうやないですかっ!」

 

「神さんが憑依しとんねんから平気やろ」

「それはいわゆる・・・」

「ここは『せや』言うとこうや」

「せやっ!」

「乗り突込みの神さんやったりして」

「そうそう・・・なんでやねん!」

「知らんけど」

「おぇ~い!」

「おあとがよろしいようで」

「終わりかいっ!」

 

「まぁコケんように倒れんように気張りや」

「もう疲れましたわ」

 

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2016年10月26日 (水)

まだ続く神楽ツアー

 

「おっ、巫女さん、神楽ツアー御苦労はん」

「お蔭さんで『ようやったね』って」

「自分を褒めてんの?」

「そうそう誰も褒めてくれないんで・・・ちゃいますやん」

「まぁコケんで良かった」

 

「11月もやりまっせ」

「どこで?」

「○×神社ですわ」

「えっ、あの?」

「ふっふっふ・・・」

「えらいメジャーなとこやんか」

「うっとこと比べたらそれはまぁ・・・」

「目抜き通りにあるし」

「うっとこは場末にひっそり・・・言い過ぎですよ」

「何も言うてへんがな」

「さよか」

 

「○×神社なら社務所がいつも開いてて」

「うっとこはたまにしか開いてませんけどね」

「オッサンが何人か常駐しとるがな」

「髭の宮司さん」

「巫女さんもおるやろに」

「神楽がイマイチらしくて見てくれって言われてます」

「ここぞとばかりに上から目線でオラオラ何しとんねんと」

「いきなり天狗ですか」

「ワシが見本みせたるわっ」

「オオッ」

「と言いつつコケたりして」

「さっぱりワヤですやん」

 

「その腕のアザはまたどっかでコケたんか」

「いやこれは朝起きたらこんななってて・・・」

「そらあかんがな貧血かもしれんで」

「ホンマに?」

「知らんけど」

「エーッ!」

「まぁ『ぶつけてないのにアザ』で検索してみ」

「そうしますわ、オッサン」

「たまにはええこと言うやろ」

「アザーっす」

 

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2016年10月20日 (木)

災い転じて福となれ・・・的に

 

うぅむ・・・真矢ミキさんも乳腺炎だったのか

てのは今朝の「ビビット」の話なのだが、

ちょっとした大きなミスですぐには記事にできない。

だけど当家出入りのナースも経験者で

病名を聞いた途端、「痛い・・・」と顔を歪めた。

 

杉崎美香りん姐さんはいつものように

モヘアにくるんだようなソフトな表現だったけど

かなり辛いものらしい。

当方もこの10日ほどの間に数回死にかけたが、

これはまぁいずれ来ることの予行演習みたいなもの。

今のところ自己防衛能力の方が勝っていたので

何とか回復基調にある。

 

各自それぞれが気をつけるしかないが

大きなところではここは一つと厄払い。

災難続きの巫女さんが自分の為だけでなく人々の為にと

渾身の神楽を奉納する全国・・・ではないが、

大阪北部中心のツアーに旅立った。

 

何とか本人の承諾を得たのでここに画像など

 

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浪花神楽の一つ、劒の舞。

これに先立つ式神楽で、

その身に神が降臨しているので

ギャグ抜きの巫女凛状態である。

その劒で全ての厄を断ち切ったと信じよう。

 

いや~、巫女さんコケんで良かったヨカッタ・・・

 

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2016年10月12日 (水)

厄払いが必要だ

 

病気らしいということで気になっていた杉崎美香りん姐さん

結局オペになったらしい。

http://ameblo.jp/mikasugisaki/entry-12208556903.html?frm_src=favoritemail

エッ!って感じで気が晴れない。

と言って知らんオッサンが落ち込んでも

屁のツッパリにもならない訳で・・・・

 

通り魔に殴られたり自転車で電柱にぶつかったりと

災難続きの巫女さん「何かに憑かれてるみたいな」

いやいやいや、それを祓うのがその方の役目であろう。

「ですね」

「秋の神楽奉納はいつやねん」

「日曜ですわ」

「何人で奉納すんの?」

「一人」

「エーッ!まさかの単独ライブ?」

「私しかいないんですよぉ」

「今度こそコケんようにせな」

「それがねぇ、結構砂利が多くて」

「ゆうてる場合か、掃くとか何とかせぇよ」

「そうですね」

「ばっちり決めてもらわな厄払いにならんがな」

 

車椅子では入りにくいし入っても見えないので

動画をアップするよう頼んだら

嫌だイヤだ恥ずかしいと逃げ回る。

神に仕える者をねじ伏せて言うこときかす訳にもいかないが、

厄除け画像としてワンカット、もう一度説得してみよう。

 

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