巫女さん

2018年2月27日 (火)

愛と正義は飛びまくり

 

「出たなミコリンナース」

「さっきからいますけど、何か?」

「ふっふっふ・・・思い出したぞ」

「何を?」

「認知の徘徊老人を保護したことあったやろ」

「あぁ、服装がちょっと変だなと思ったんで」

「ロックオンしたと」

「なんですかそれ」

「アレ?と思いつつ素通りする人がほとんどやろうに」

「実習で認知症の患者さんを看た経験がありますし」

「立ち止まることができないミコリンナース」

 

「お家どこか分かりますかって訊いたら」

「『わ、分からん』ってか」

「じゃあ一緒に交番行きましょうねって」

「でも2時間くらいかかったんやろ?」

「途中、自販機で何か買おうとされたりしたんで」

「金持っとったんかい」

「それが・・・ポケットから出したのがお薬で」

「その様子では初めてやないな」

「交番のお巡りさんもご存知でした」

「『やっ、爺さんまたか』って感じやな」

「捜索願も出てたようです」

 

「変身はせなんだか?」

「夜中に騒いだらウルサイやないですか」

「『はぁっ!』とは言わずに静かに飛ぶとか」

「なんで飛ばなあきませんのん」

「そうかぁ・・・やっぱりテーマミュージックが要るな」

「・・・いやな予感が・・・」

「ちょいと出ましたミコリンがぁ~あぁ~」

「だから、何で河内音頭になるんですかっ!」

「どや、変身したくなったやろ?」

「『出たよっ!』って…なりませんっ!」

「愛と正義のミコリンナース、夜中でも出る時は出る」

「お化けですか私は」

 

「昼間に出たこともあったやないか」

「なんの話ですか」

「交通事故の現場に飛び込んで救護したやろ」

「看護師ですから」

「救急救命士でもないのに」

「まだ到着してませんでしたし」

「『そんな勇気ない』って他のナースは言うとったで」

「????????????」

「飛んどるな」

 

「実は、飛んでもいないのに落ちちゃいましたよ」

「何に?」

「仮免に」

「珍しいやっちゃ」

「鉛筆と消しゴム持っていったらパソコンだったんですよ」

「パソコンくらい使えるやろ」

「パスワードとか知らないし」

「当日に気付くって・・・」

「生年月日だっていうから入れたら何度やってもエラーで」

「他の受験者は?」

「チャカチャカやってるんですよ」

「知らんかったんはミコリンだけかい」

「で、時間切れですわ」

 

「なぁ巫女凛」

「なんですか改まって」

「立ち止まれん性分は仕方ないとしてもや」

「はぁ」

「歩きながらでいいからちゃんと前を見とけよ」

「前方確認ですね?」

 

「私も仇名付けたことありますよ」

「話だけは飛ぶな」

「『仇名付けて』って言うから」

「・・・嫌な予感が・・・」

「なまはげって」

「な、なまはげぇっ!?」

「なまはげって可愛くないですか?」

「どこがやねん。ただのハゲやないぞ、生のハゲやど」

「悪い子はいねーかぁー」

「それのどこが可愛いんじゃ」

「『じゃあ私も付けて』って子がいたから・・・」

「今度はなんや」

「じゃあ『つくね!』」

「焼き鳥やないかい!」

「『それいいや』って言われちゃいましたよ」

「発想が飛び過ぎや」

 

「ところで岐阜の阜っていう字」

「飛びまくりやな」

「他に使うことあります?」

「あれは信長がやな・・・」

「ふ、フ、府・・・不二子ちゃ~ん!」

「飛び過ぎやっ!!」

 

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2018年1月29日 (月)

頑張り過ぎるな巫女ナース

 

「こないだインコの餌を買いに行こうと思って」

「商店街にでも行ったか」

「万博公園に行ったんですよ」

「なんでそこまで行くねん」

「せっかく行ったのに休館日だったんですっ!」

「運の悪いこっちゃな」

「なんで終点まで行っちゃいましたよ」

「なんでやねん!」

「いやぁ~賑やかで色々ありましたよ」

「立ち止まることのできん巫女さんや」

 

「昨日もちょっと時間できたんで」

「今度はどこや」

「関西国際空港」

「ちょっと時間ができて行く近所とちゃうやろ」

「でも、やりたいことができちゃいましたよ」

「また何を言い出すやら…」

「飛行機の誘導員ってカッコ良くないですか?」

「巫女さんがかいっ!?」

「ええやないですか、巫女の誘導員って」

「まぁ国際空港やから海外の人には受けるかも知らんけど」

「でしょ?」

「目ぇ廻してコケたら轢かれるぞ」

「ギャーッ!」

「まだ轢かれてへんがな」

 

「でも英語ができないとダメなんですよね~」

「それだけちゃうやろ」

「そう、あれって整備士さんなんですよ」

「看護学校で工学の授業なんてなかったんちゃうか?」

「3年くらい頑張って・・・」

「3年でなれると思うな航空整備士」

「なんですかその標語みたいなの」

「看護師になるのに何年かかった?」

「5年」

「ねじ1本で大事故につながる仕事やぞ」

「言われてみれば・・・」

 

「命にかかわるという点では看護師と一緒やけど」

「繫がりあるやないですか」

「だからこそ立ち止まることも必要やろう」

「いいこと言うてるような騙されてるような」

「まぁ出来んこともあるがな」

「あっ!そういえばこないだ・・・」

「帰るわワシ」

「エーッ!」

 

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2018年1月11日 (木)

巫女ナース活躍する

 

「久しぶりにドーパミン湧きましたよ、オッサン」

「またカンチョーされたんか」

「違いますよ、交通事故に遭遇して・・・」

「ん?ケガしてへんやないか」

「じゃなくて目の前で事故があったんです」

「巻き添え食いそうになったか」

「すんでのとこで・・・いや50mほど離れてましたよ」

「それは『目の前』とは言わんなぁ」

「そうですねぇハハハ、やなくて人が飛ばされたんで」

「はぁっ!と跳躍して・・・」

「いや自転車で駆けつけて」

「変身っ!」

「なんですかそれ」

「愛と正義のミコリン戦士」

「空を指差しミコリ~ン!ってやってる場合ちゃうでしょ」

 

「けが人に近づこうとしたら『触ったらダメっ』って」

「野次馬のオッサンか」

「いやオバハンでした」

「オバハンは黙っとれと」

「言いません!でも看護師ですっ!って」

「国家試験に合格してまだ1年未満」

「でも皆さんすっと引くんですよ」

「ミコリンナース現る」

「そんなに引かんといてって心の中では・・・」

「ひるむなミコリン」

「けが人も『看護師です』って言ったら声が出るようになって」

「注射うったことありませんけど」

「言いません!」

 

「バイクと乗用車の事故で・・・」

「バイクのオッサンが飛ばされた」

「いえ若い女性でした」

「私も22歳」

「関係ないでしょ。『でも恥ずかしいから起き上がる』って」

「何ゆうとんじゃワレ、死にたいんか」

「・・・言い方は違いますけどそーゆーことです」

「で、救急車が到着したと」

「あとはお任せしました」

 

「『お名前をお聞かせください』って言われたか」

「ええ、でも名乗るほどの者ではございませんと」

「くるりと背を向けて立ち去るのであった」

「自転車ですけど」

「後ろ姿にひゅうっと風が吹き、枯葉が舞う」

「枯葉というかホコリですね」

「ハッハッハッ八・・・・」

「なんで笑わなあきませんのん」

「ギャグと笑いのミコリンポテチ」

「ミコリ~ン・・・いやポテチはやめときましょうよ」

「せやな、パッとせんし」

 

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2017年11月23日 (木)

カンチョーされた巫女

 

「私、カンチョーされちゃいましたよ、オッサン」

「誰に?」

「いや、いたずらのカンチョーやなくて・・・」

「ホンマの浣腸かい!」

「毎日快便ですっ!って言ったんですけど有無を言わさず」

「ふっふっふ・・・胃カメラから逃げ回っとるからや」

「エーッ!お仕置きですかっ!」

 

「貧血で受診したんですけどね」

「ほれ見てみぃ、言うた通りやないか」

「日曜日から三日間ぶっ倒れてたんですよ」

「水曜は神楽奉納の日やったやないか」

「だから、目ぇ回ってる状態で回られへんなと」

「式神楽は回転運動するからな」

「そうなんですね・・・」

「でも本番、ちゃんと回っとったやないか」 

「まぁ無事に御奉仕させていただきました」

「こけしの舞」

「違います」

 

「ミコリンシスターズもデビューしたらしいな」

「まぁ今時の子は忍耐力が・・・」

「どの口が言うとんねん22歳」

「でもあの4人は将来が楽しみですわ」

「オバハンになり切っとるな」

「まとめ役をやってくれって言われて・・・」

「○×神社にかい」

「できるんですかね、私に」

 

「できるっ!いい加減なことは絶対せぇへんねんから」

「ん?褒めても何も出ませんよ?」

「浣腸の成果や」

「い、いえ、何も出ませんでしたって」

「ほな胃カメラを・・・」

「ギャーッ!」

「逃げたか・・・本音が出たな」

 

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2017年11月 9日 (木)

美人巫女(?)逃走する

 

「おっ巫女さん、インコと電話か」

「羽で操作は無理でしょ」

「浮かん顔やな」

「『いいエステあるんだけどいかないっ?』って」

「勧誘やないか」

「しつこいんですよねぇ」

「ちょっとした友達やろ?」

「年に一回しか話さないくらい」

「本当に親しかったらそんな電話してけぇへんわ」

 

「エステなんて興味ないんですけどねぇ」

「はっきり言うたれ」

「なんて?」

「ワシを誰やと思うとんねん」

「ワシって・・・」

「聞いて驚くなよ?」

「ほうっ」

「こう見えて『奇麗な巫女さん』て言われとんねんぞ」

「エーッ!そ、そんな・・・」

「驚いたか、ふっふっふ・・・」

「なんで自分で驚かなあかんのですかっ!」

「エステなど無用じゃ、立ち去れっ!」

「電話なんですけど」

「まぁ二度と電話してこんやろ」

「おかしくなったと思って・・・おいっ!」

 

「しかし、ほんまに『奇麗な巫女さん』て言われとったやないか」

「オッサンが写真撮ってたからですよ」

「弟子が一人しか来てなかったのは残念やったな」

「なんで?」

「シスターズが6人来たら全員そろって変身ポーズ」

「変身せなあかんのですか、私ら」

「ミコリ~ンセヴンッ!」

「エエッ!」

「ミコリンレッドにミコリンホワイト・・・」

「ほうほう」

「ミコリンポテチ」

「?趣旨が違うような・・・」

「ポテチの食い過ぎで2kg太った」

「ハハハ・・・って私やないですかそれっ!」

 

「痩せのドカ食いもええ加減にせーよ」

「やめられない止まらない」

「胃が痛い言うとったやないか」

「ウッ、そ、それは・・・」

「医者に行け」

「『次は胃カメラねっ』って言われたから行きません」

「正看護師ともあろうものが、あ、おい、逃げるな」

「ヤダーッ!」

「やれやれ」

 

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2017年10月19日 (木)

師匠になった巫女

 

「もしもしオッサンですか?」

「違います」

「エーッ!」

「いちいち驚くなや」

「いや驚くでしょう、今の」

「そちも存じおる若い住職」

「尼さんですね?」

「同じ22歳でありながらそちよりずっと落ち着きがあるぞ」

「じぇじぇじぇっ!」

 

「その海女さんやないやろう」

「でもアマって言いますよね?」

「住職が海に潜ってどうすんねん」

「住職のアマってどういう字なんですか?」

「尼崎の尼や」

「尼崎といえば歌がありましたね」

「ん?」

「あまがーさぁあきぃ~♪」

「天城越えやそれっ!」

「違いましたか」

「天城峠のアマは天照大神の天やぞ」

「じぇじぇじぇっ!」

 

「そういえば某神社の礼大祭、ネットに画像上がっとったが」

「ほう」

「知らん巫女さんが神楽舞うとったな」

「あぁ弟子ですわ」

「で、弟子?」

「私は△神社に行ってたんで」

「どうりで『カワイイ巫女さん』なんて書いてあるはずや」

「そうでしょう、ふっふ・・・どーゆー意味ですかそれ」

 

「いつの間に弟子ができたんや」

「小学生から大学生までズラリと」

「師匠やないか」

「ふっふっふ・・・まぁ人はそう言わはるかもしれませんね」

「弟子たちもゆうとるで」

「なんて?」

「『うちの師匠、こけしやねん』って」

「なかなかいませんからね、こけしの師匠…なんでやねん!」

「じぇじぇじぇっ!」

 

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2017年10月 2日 (月)

ドタマの痒い巫女

 

「あ、オッサン、ドタマ痒いわぁ」

「巫女ともあろうものがドタマってどやねん」

「え!頭のことドタマって言いません?」

「言うけどマイナスイメージの強調やぞ」

「そうなんですか?」

「ドアホとかド厚かましいとか言うやろ」

 

「じゃあダイヤル電話の使い方わかります?」

「なんの話やねん」

「サザエさんとかに出てくるの、実物見たことないんですよね」

「そらまぁ22歳やからな」

「電話の前はモールス信号ですよね」

「電信か?」

 

「オッサンの時代はモールス信号ですか?」

「なめとったらあかんぞ。ワシらの時代は烽火じゃ」

「えっ!ノロシでラブレターとか送ったんですか?」

「なんで公開プロポーズみたいなことせなあかんねん」

「分かった!伝書鳩でしょ。伝書鳩ってよくないですか?」

「鳩飼うの邪魔臭いわ」

 

「こないだ鳥を買いに行ったんですよ」

「話飛ぶな」

「台風で電車が止まってるかもしれないので自転車で」

「なんでそんな日に行くねん」

「下り坂なのにペダルをこがないと前に進まないんですよ」

「せやからなんでそんな日に行くねんな」

「インコを飼おうと思って」

「鳩ちゃうんかい!」

 

「インコにも色んな種類あってぇ、どれがいいですか?」

「知らんがな」

「セキセイインコにしたんですけどね」

「買うてんのかい!」

「台風の日は風が強いからまたねってなったんですけど」

「100%意味不明や」

「後日買ったんですよ」

「さよか」

「名前が大福」

「餅やないかい」

「やっぱり小より大の方がええやろってことで」

「ワシ、帰るわ」

「エ!?帰るんですか?」

「ドタマ痛なってきたわ」

 

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2017年8月15日 (火)

こけし巫女、子供に説教する

 

「オッ花火大会で暴れた巫女さん」

「自転車専用レーンを走ってただけなんですけどね」

「そんなとこでマラソンするなや」

「そうですねぇ、やっぱり・・・いや自転車でですよ」

「普通やないか」

「なのに原付のオッサンが『自転車は車道を走れっ!』って」

「ハゲのオッサン?」

「メットかぶってたんで・・・」

 

「で、花火は見れたんかい」

「それが、隣で見てた家族の子が石投げてきて」

「何さらしとんじゃこの糞ガキッ!」

「まぁ背中やったんで『止めてねっ』て」

「何でゆうたれへんねん『親呼んでこいっ!!』って」

「隣にいますがな」

「だったら安心」

「ところが、今度は顔めがけて投げてきたんですよ」

「花火と一緒に打ち上げたれ」

「ボーンッ!・・・って、あかんでしょさすがに」

 

「親は注意せぇへんのかい」

「『お姉ちゃんのせいで花火見れなくなったでしょ』って」

「おるおるそーゆー親」

「私が子供の頃は怒られましたけどねぇ」

「親が人のせいにしとるから反省せぇへんわ、そのガキ」

「謝りませんでしたし」

「叩かれるの我慢するより謝る方が度胸要るしな」

「上から目線で見てた相手には特に」

「ガキに上から見られとったんかい」

「そうそうコケシなんで・・・なんでやねん!」

「まぁ悪いことしたとは思うてへんやろな」

 

「かといって花火と一緒に打ち上げるのは行き過ぎや」

「やってませんって」

「行き過ぎた体罰は被害者意識が加害者意識を押しのける」

「なんで分かるんですか」

「ワシを誰やと思うとんねん」

「オッサン」

「ただのオッサンちゃうぞ」

「ハゲやないから・・・あ、足の短いオッサン」

「ふっふっふ・・・それだけと思うなよ」

「前向きですね」

「こう見えて昔は子供やったんや」

「エーッ!生まれつきのオッサンやなかったんですか!!」

「そんな奴おらんやろ」

 

「で、親に打ち上げられましたか?」

「親やない。中学の担任にやけど全治三カ月や」

「着地に失敗したんですね?」

「花火になんの初めてやったしな」

「否定しませんねぇ」

「で、校長が担任連れて謝りに来て、すっかり被害者気取り」

「オッサンが原因作ったんでしょ?」

「友達に殴る蹴るの暴行」

「ワルですねぇ」

「そやねん」

「札付きの悪ガキやないですか」

「札は付けてへん。邪魔やし」

「そこは否定するんや」

「突然やし何で花火にされんのか分からんかった」

「えっいきなり打ち上げですか」

「反省する間もなかったな」

「ちょっとは反省した方がええですよ」

「せやな」

 

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2017年7月24日 (月)

巫女さん大暴れⅡ

 

「暑いですねぇオッサン」

「おぉ、巫女さん、燃えんようにせなアカンで」

「燃えはせぇへんでしょ」

「メガネがレンズになって燃えるやろう、木製やし」

「誰が木彫りなんですか」

「こけしやろ?」

「似てるって言われますけどぉ~」

 

 

「また大暴れしたらしいやないか」

「『また』とちゃいます」

「銀行強盗とは大胆な」

「強盗って、盗られたんはこっちの方ですよ」

「盗られたって、銀行でかい」

「ATMから通帳が返ってけぇへんし食われたっと・・・」

「奈良の鹿やあるまいし」

 

「叩いたら警報が鳴ってどどっと人が」

「警官隊や」

「なんで警官隊が待機してるんですか」

「ちょいと出ました私が~あ~」

「何なんですかいきなり」

「河内のオッサンが集団で登場」

「なんで銀行で河内音頭なんですかっ!」

「ちょっと早めの盆踊り」

「ちゃいますって、ア~ッ!」

 

「お、今の雄叫びはターザン?ターザンが助けに来たのか」

「なんでターザンが出てくるんですか」

「密林の王者ターザン」

「密林にATMあったらおかしいでしょ」

「おかしかったら笑え」

「ギャハハハ・・・いや、そーゆーことやなくてですね」

 

「するとあれは・・・巫女ガラス?」

「ヤタガラスなら聞いたことありますけど・・・」

「ヤタガラスは脚が三本。しかし巫女ガラスはなんと!」

「なんと?」

「メガネかけとる」

「ちょっと待ってくださいよぉ」

「その声を聞いた者は恐ろしいことになんとっ!」

「なんと?」

「いつか死ぬ」

「エッそれは・・・いや当たり前やないですか」

 

「かぁ~」

「おっ白ガラス」

「なんで白ガラスやねん」

「オッサン白髪多いし」

「放っとけ」

 

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2017年7月 6日 (木)

雨にも負けずクレームにも負けず

 

「おっ、巫女さん、エライ雨やったのに自転車か」

「ずぶ濡れですよお蔭さんで」

「巫女さん軽いから流されるんやないか思たで」

「ふっふっふ、こう見えて泳ぎは得意です」

「こけしやから?」

「そうそう、こけしは水に浮くし・・・なんでやねん!」

「こけしの国からやってきた」

「どこにあるんですか、こけしの国って」

「中学校の隣らしいで」

「なんでそんなとこに・・・私の家やないですかっ!」

「全国のこけしマニア大集合」

「そんなに広くないです」

 

「神社のイベントあったらしいけど何したん?」

「今回はちまきを売っただけですわ」

「ちまき?」

「『なんでちまきなのっ』ってオバハンにも言われましたわ」

「ようオバハンに絡まれるなぁ」

「神様が下さったゆう逸話があるんですけどね」

「教えたった?」

「そしたら『ちまきでないといけないのっ』って」

「神さんがたこ焼き焼いとってもなぁ・・・」

「何でちまきやったんかは私も知らんのですけどね」

「訊いたらええやん」

「誰に?神様に?」

「神と交信するのは巫女の役目じゃ」

「どの神様か知りませんもんで」

 

「自分で神社作りいや」

「自分で?」

「痩せ神様をお祀りしてやな」

「や、痩せ神様?」

「ダイエット成功祈願」

「ちょっとよさげですね」

「目指せ45㎏」

「なんで45・・・私の体重やないですかっ!」

「全国から大デブ小デブ大集合」

「す、凄い映像が・・・」

「頭抱えてる場合か、ちまき売らんかい」

「それ食べて太る人いたらどうするんですか」

「慌てず叫べ」

「なんて?」

「たたりじゃっ!痩せ神様のたたりじゃあっ!!」

「なんなんですかそれは」

「痩せ神家の一族」

「話が無茶苦茶やないですか」

「まぁ水に流せ」

「・・・・・・・・・・・・」

 

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