巫女さん

2018年7月20日 (金)

ゲリラになった巫女

 

「ミコリンも23歳になったか」

「来月ですけど」

「体重も・・・増えてなさそうやな」

「食べてるんですけどね」

「どうせアイスの箱食いとかやろ?」

「それだけやないです。朝は食パン一斤の半分」

「はぁっ!」

「お昼はお弁当とおにぎり一個で・・・」

「オイオイ・・・」

「晩御飯の後、寝る前にポテチ一袋」

「何でやねんっ!」

「体重計に乗ったら、ちょっと増えたって思ったんですけど」

「けど?」

「朝計ったら1㎏減ってたんですよ」

「どこ行ったんや、その1㎏は」

 

「しかし、まだ23歳かと思うな」

「どーゆーことですか?」

「4大卒やったら今年の新人やんか」

「私は短大ですけど」

「23歳にしてその完成度は驚くわ」

「学生時代から働いてましたからね」

「スタバにするか迷ったんやろ?」

「ハハハ・・・でも看護の仕事を選んで良かったです」

  

「ミコリンには150回くらい世話になって」

「そんなになりますかね」

「個人としては最多や」

「そうなんですか」

「なのに一度も痛い思いしたことなかった」

「痛い?」

「爪とか指先が痛いことようあんねや」

「爪は気を付けて切るようにはしてましたけど」

「力の入れ方やな。指先に力入れられると痛いんじゃ」

「良かったです」

「ほっそい指やのになぁ・・・」

 

「ミコリンはやり切った。後顧の憂いもあるまい」

「コーコ?」

「ん?」

「公庫…こーこ?」

「なんで三回言うねんっ!」

「コーコってなんですか」

「振り返って悔やむことはないっちゅう意味や」

「実際は毎回反省会でした。ああすればよかったこうすれば・・」

 

「ふっふっふ、ワシが気付かぬとでも思うておったか」

「?」

「あの者は毎回予習復習をしておると上役に言うておったわ」

「なんで時代劇になるんですか」

「23歳にしてそのレベルは努力と才能の結果じゃ」

「見習いですよ」

「確かに注射も打ったことなかったけど・・・」

 

「今はもう違うやろ?」

「オッサンには激励までしてもらって感謝感激雛霰」

「雛霰は三月や」

「環境変わって今は毎日ゲリラです」

「意味分からん」

「まだまだ見習いですけどスキルアップしてますよ」

「脳は見たか?」

「は?」

「『は』やないがな。脳外科手術で・・・」

「そんな大病院ちゃいますよ」

「まさかの整形外科で、ミコリンの顔が変わってるとか」

「ええやないですか綺麗になるって」

 

「ミコリンはオリジナルが最高到達点や」

「もはや手の施しようがないと・・・」

「十分可愛いっちゅうねん」

「ブゥウッ!なにをまた」

「誰が何と言おうと、例え親バカと言われようと」

「親ちゃいますよね」

「オッサンあほか目ぇ悪いんかと罵られようと」

「言い過ぎちゃいますかね」

「ワシの考えは変わらん!」

「・・・そんなに綺麗じゃないですよ」

「まぁ・・・美人かどうかは微妙やけど」

「エーッ!!」

 

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2018年7月 9日 (月)

ちょっとサンカクな眞鍋さんの長女論

 

さて、眞鍋かをりさんの連載「サンカクなきもち」今回は、

眞鍋さんが以前から語ること多かった第一子・長女論。

http://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/1111157/070300010/

長男長女は柔和な顔つきなのに弟、妹はやんちゃそう、

ってのはよくあるし、

眞鍋さん指摘の長女っぽさを感じることもしばしばだ。

 

でも違うこともある。

かく言う当方は第二子だが、姉のものを取ったことはない。

逆に取られたことは多々あって、

大声で抗議すると母が飛んできて当方を叱る。

違うだろうと事情を説明しようとしても聞く耳を持たず

「口答えするな」とまた叱られる。この繰り返しであった。

 

ミコリンナースの上司だったR子さんは末っ子だけど

耐えに耐えて最終的に爆発するタイプらしい。

「らしい」というのは爆発するのが職場ではなく家庭だから。

「男の人ってなんで人の話聞かないんですか?」

いやいやそれはあんたの夫やろう。ワシは聞いたっとるがな。

 

我慢の限界に達して爆発すると

キッチンの皿を10枚以上重ねて頭で割り、

体当たりで柱をへし折る。

手当たり次第に物を投げるので窓は割れ、壁は穴だらけ。

その為、三度も引っ越す羽目に至ったという。

 

この話を本気にした純粋ミコリン、本人に向かって

「R子さん、怒ったらお皿割るんですかぁっ!」

「うん」

「頭で割るんですかぁっ!!」

「いや投げて」

「家が壊れて引っ越ししたって・・・」

「誰がそんなこと言うてんの」

わしゃ知らん。

 

だが、第二子の当方、

確かに姉に嫉妬したり競争心を覚えたことはない。

女性に何を嫉妬していいのか分からないし

学校の成績は当方の方が良かったので

その材料もなかった。

姉がどうだったかは分からないけど。

 

そういやミコリンも第二子で兄がいる。

同じく医療業界を目指していたが

国家試験に合格したのはミコリンが先。

共通項がある分、

こりゃ兄貴としてはうかうかしてられんかもしれないね。

 

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2018年7月 8日 (日)

神か仏かそれとも鬼かオッサン顔

 

「お、権三のオカン、ミコリンのこと・・・」

「ゴ、ゴンゾー?誰やねん権三って」

「あんたの三男坊やがな」

「勝手に名前つけんといてください」

「それより学校は雨で休校やろ」

「権次と家にいてますわ」

「権太は?」

「休校のつもりやったのに連絡がなくて」

「考えの甘い長男や」

「今日、期末試験なんですよねぇ」

「考え甘過ぎやろ」

 

「それよりミコリンが退社したの知っとったか?」

「エッ!巫女さんに専念するの?」

「それはないわ。天才ナースやねんから」

「ほっそい体で頑張ってはったしねぇ」

「1㎏減って44kg・・・その話ちゃうがな」

「44kg!?背ぇ高いのに」

「高いゆうても162・・・ええっちゅうねん」

「細くなり過ぎたから辞めはったん?」

「な訳ないやろ」

 

「あの子は巣立っていかなあかん子やったんや」

「鳥やったんや」

「・・・ベテランやなし、新人が二年も三年もおるとこちゃう」

「確かに、他で仕事できんようになるね。ドクターおらんし」

「オカンも理学療法士やしな」

「そう、権三のオカンも・・・ワシかいっ!」

 

「あれほどの逸材、捜して見つかるものではない」

「でも引き留めない?」

「そんな子やからこそ背中を押してやるのがオッサンの務めや」

「寂しいくせに」

「そんなんここの利用者全員が思うとるわ」

「いい子やしねぇ」

「だからこそ心を鬼にして・・・」

 

「それにしては仏顔やねぇ」

「悟りの道は遠い・・・」

「修行が足りんて?」

「色不意空空不意色色即是空空即是色」

「あ、よう見たらオッサン顔やったわ」

「そらオッサンやし・・・放っとけ!」

 

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2018年7月 5日 (木)

多分これだぞミコリンナース

 

この期に及んで「地震大丈夫でしたか?」

なんて心配してくれたミコリンナースだが、

Facebookに送ったメッセージが読めないとも言っていた。

なんでや?

 

ブロックされてるのかとも思ったが

送信されていることは確認できた。

あちらのメルボにはちゃんと入っているし

それもこちらからは確認できる。

 

残る可能性はグループ限定の設定にしている為

グループ外からのメッセージは

メッセージリクエストをクリックしないと読めない。

これに気付いていないのかも、という事だ。

 

メッセージ→メッセージリクエストをクリックしてみて欲しい。

 

あれこれ試している内に大量になってしまったけど

驚かないようにね。

 

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2018年7月 3日 (火)

さらばミコリンナース、また会う日まで

 

「しっかりな」

「オッサンよりしっかりはできませんよ」

「何ゆーとんねん」

 

てな感じでミコリンナースと何とかお別れすることができた。

これが最後と思ったら言いたいことが山ほど湧いてきて

決して十分な時間とは言えなかったけど、

会えて良かった。

面と向かってしっかりと今までの御礼を言うことができたし。

通所して15年になるが

彼女ほどきめ細かく面倒看てくれた人はいなかった。

 

ただ不思議なことに

Facebookに入れたメッセージが読めないという。

どーゆーこっちゃ

知らない間にブロックでもかけてたのか?

よう分からんが、もしやと思って別垢を作ったつもりが

何と元々のアカウントにログインできなくなってしまった。

友達承認も一からやり直しで御迷惑をおかけする。

 

なので自分が入れたメッセージも読めなくなってしまったが

要件の一部は今日、会えたことで果たすことができた。

だが、大事なことを一つ言い忘れていた。

別垢からのメッセージが読めたらいいのだが

読めない時はこのブログのコメント欄(非公開)

に一報くれたら別の手を使うのでよろしくお願いね。

 

ここ数カ月はマスク姿しか見ていなかったので

彼女の顔を見るのは実に久しぶり。

すっぴんでも輝く美肌は相変わらず。

元気そうに見えたのは何より。

次は神社で元気な姿を見たいと思う。

当方が生きていたらの話だけど。

 

訪問看護師を目指していたミコリン。

しっかり修行して、

何時かオッサンのとこにも訪問看護に来てね

・・・って、それまで生きてないか。

 

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2018年7月 1日 (日)

ミコリンナースの新たな船出

 

国家試験合格後はてっきり病院にでも就職する

と思っていた巫女ナース。

なのにその後も1年以上、手厚い看護をしてくれて

感謝感激、言葉もないが、

その日はやはりやってくる。

 

患者が望む以上のことを常にしてくれる

稀有な存在だったミコリン。

細部への気の配りと気付き、

やらねば気が済まない行動力は天性のものだろう。

 

にもかかわらず謙虚で勉強熱心、慢心のかけらもない。

その上、明るく元気で茶目っ気たっぷり。

いるだけでその場が明るくなって、

患者をたちまち笑顔にしてしまう。

 

こんなナース、他に私は知らない。

唯一無二のミコリンナース

22歳という若さを度外視して素晴らしいナースだ。

看護師は彼女の天職と確信する。

 

そんなミコリン、どこへ行っても患者に喜ばれ、

感謝される存在となるのは間違いない。

というより、

どれほど多くの患者がミコリンを待ち望んでいることか。

まだまだ始まったばかりだよミコリン。

 

ただ、自身も病気を持っているのだから

くれぐれも無理をしないように。

ミイラ取りがミイラになるって格言、

知らないかもしれないけど覚えておいて損はない。

健康第一に、自分のペースで、

「ガンバレ」なんて言わなくても

ミコリンは頑張ってしまうのだから。

 

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それにしても立ち姿の美しい巫女さんだ。

最後にもう一度話はしたかったけど、

巫女さんには会えるかもしれないね。

 

2年間、本当にありがとう!

  
   

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2018年2月27日 (火)

愛と正義は飛びまくり

 

「出たなミコリンナース」

「さっきからいますけど、何か?」

「ふっふっふ・・・思い出したぞ」

「何を?」

「認知の徘徊老人を保護したことあったやろ」

「あぁ、服装がちょっと変だなと思ったんで」

「ロックオンしたと」

「なんですかそれ」

「アレ?と思いつつ素通りする人がほとんどやろうに」

「実習で認知症の患者さんを看た経験がありますし」

「立ち止まることができないミコリンナース」

 

「お家どこか分かりますかって訊いたら」

「『わ、分からん』ってか」

「じゃあ一緒に交番行きましょうねって」

「でも2時間くらいかかったんやろ?」

「途中、自販機で何か買おうとされたりしたんで」

「金持っとったんかい」

「それが・・・ポケットから出したのがお薬で」

「その様子では初めてやないな」

「交番のお巡りさんもご存知でした」

「『やっ、爺さんまたか』って感じやな」

「捜索願も出てたようです」

 

「変身はせなんだか?」

「夜中に騒いだらウルサイやないですか」

「『はぁっ!』とは言わずに静かに飛ぶとか」

「なんで飛ばなあきませんのん」

「そうかぁ・・・やっぱりテーマミュージックが要るな」

「・・・いやな予感が・・・」

「ちょいと出ましたミコリンがぁ~あぁ~」

「だから、何で河内音頭になるんですかっ!」

「どや、変身したくなったやろ?」

「『出たよっ!』って…なりませんっ!」

「愛と正義のミコリンナース、夜中でも出る時は出る」

「お化けですか私は」

 

「昼間に出たこともあったやないか」

「なんの話ですか」

「交通事故の現場に飛び込んで救護したやろ」

「看護師ですから」

「救急救命士でもないのに」

「まだ到着してませんでしたし」

「『そんな勇気ない』って他のナースは言うとったで」

「????????????」

「飛んどるな」

 

「実は、飛んでもいないのに落ちちゃいましたよ」

「何に?」

「仮免に」

「珍しいやっちゃ」

「鉛筆と消しゴム持っていったらパソコンだったんですよ」

「パソコンくらい使えるやろ」

「パスワードとか知らないし」

「当日に気付くって・・・」

「生年月日だっていうから入れたら何度やってもエラーで」

「他の受験者は?」

「チャカチャカやってるんですよ」

「知らんかったんはミコリンだけかい」

「で、時間切れですわ」

 

「なぁ巫女凛」

「なんですか改まって」

「立ち止まれん性分は仕方ないとしてもや」

「はぁ」

「歩きながらでいいからちゃんと前を見とけよ」

「前方確認ですね?」

 

「私も仇名付けたことありますよ」

「話だけは飛ぶな」

「『仇名付けて』って言うから」

「・・・嫌な予感が・・・」

「なまはげって」

「な、なまはげぇっ!?」

「なまはげって可愛くないですか?」

「どこがやねん。ただのハゲやないぞ、生のハゲやど」

「悪い子はいねーかぁー」

「それのどこが可愛いんじゃ」

「『じゃあ私も付けて』って子がいたから・・・」

「今度はなんや」

「じゃあ『つくね!』」

「焼き鳥やないかい!」

「『それいいや』って言われちゃいましたよ」

「発想が飛び過ぎや」

 

「ところで岐阜の阜っていう字」

「飛びまくりやな」

「他に使うことあります?」

「あれは信長がやな・・・」

「ふ、フ、府・・・不二子ちゃ~ん!」

「飛び過ぎやっ!!」

 

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2018年1月29日 (月)

頑張り過ぎるな巫女ナース

 

「こないだインコの餌を買いに行こうと思って」

「商店街にでも行ったか」

「万博公園に行ったんですよ」

「なんでそこまで行くねん」

「せっかく行ったのに休館日だったんですっ!」

「運の悪いこっちゃな」

「なんで終点まで行っちゃいましたよ」

「なんでやねん!」

「いやぁ~賑やかで色々ありましたよ」

「立ち止まることのできん巫女さんや」

 

「昨日もちょっと時間できたんで」

「今度はどこや」

「関西国際空港」

「ちょっと時間ができて行く近所とちゃうやろ」

「でも、やりたいことができちゃいましたよ」

「また何を言い出すやら…」

「飛行機の誘導員ってカッコ良くないですか?」

「巫女さんがかいっ!?」

「ええやないですか、巫女の誘導員って」

「まぁ国際空港やから海外の人には受けるかも知らんけど」

「でしょ?」

「目ぇ廻してコケたら轢かれるぞ」

「ギャーッ!」

「まだ轢かれてへんがな」

 

「でも英語ができないとダメなんですよね~」

「それだけちゃうやろ」

「そう、あれって整備士さんなんですよ」

「看護学校で工学の授業なんてなかったんちゃうか?」

「3年くらい頑張って・・・」

「3年でなれると思うな航空整備士」

「なんですかその標語みたいなの」

「看護師になるのに何年かかった?」

「5年」

「ねじ1本で大事故につながる仕事やぞ」

「言われてみれば・・・」

 

「命にかかわるという点では看護師と一緒やけど」

「繫がりあるやないですか」

「だからこそ立ち止まることも必要やろう」

「いいこと言うてるような騙されてるような」

「まぁ出来んこともあるがな」

「あっ!そういえばこないだ・・・」

「帰るわワシ」

「エーッ!」

 

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2018年1月11日 (木)

巫女ナース活躍する

 

「久しぶりにドーパミン湧きましたよ、オッサン」

「またカンチョーされたんか」

「違いますよ、交通事故に遭遇して・・・」

「ん?ケガしてへんやないか」

「じゃなくて目の前で事故があったんです」

「巻き添え食いそうになったか」

「すんでのとこで・・・いや50mほど離れてましたよ」

「それは『目の前』とは言わんなぁ」

「そうですねぇハハハ、やなくて人が飛ばされたんで」

「はぁっ!と跳躍して・・・」

「いや自転車で駆けつけて」

「変身っ!」

「なんですかそれ」

「愛と正義のミコリン戦士」

「空を指差しミコリ~ン!ってやってる場合ちゃうでしょ」

 

「けが人に近づこうとしたら『触ったらダメっ』って」

「野次馬のオッサンか」

「いやオバハンでした」

「オバハンは黙っとれと」

「言いません!でも看護師ですっ!って」

「国家試験に合格してまだ1年未満」

「でも皆さんすっと引くんですよ」

「ミコリンナース現る」

「そんなに引かんといてって心の中では・・・」

「ひるむなミコリン」

「けが人も『看護師です』って言ったら声が出るようになって」

「注射うったことありませんけど」

「言いません!」

 

「バイクと乗用車の事故で・・・」

「バイクのオッサンが飛ばされた」

「いえ若い女性でした」

「私も22歳」

「関係ないでしょ。『でも恥ずかしいから起き上がる』って」

「何ゆうとんじゃワレ、死にたいんか」

「・・・言い方は違いますけどそーゆーことです」

「で、救急車が到着したと」

「あとはお任せしました」

 

「『お名前をお聞かせください』って言われたか」

「ええ、でも名乗るほどの者ではございませんと」

「くるりと背を向けて立ち去るのであった」

「自転車ですけど」

「後ろ姿にひゅうっと風が吹き、枯葉が舞う」

「枯葉というかホコリですね」

「ハッハッハッ八・・・・」

「なんで笑わなあきませんのん」

「ギャグと笑いのミコリンポテチ」

「ミコリ~ン・・・いやポテチはやめときましょうよ」

「せやな、パッとせんし」

 

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2017年11月23日 (木)

カンチョーされた巫女

 

「私、カンチョーされちゃいましたよ、オッサン」

「誰に?」

「いや、いたずらのカンチョーやなくて・・・」

「ホンマの浣腸かい!」

「毎日快便ですっ!って言ったんですけど有無を言わさず」

「ふっふっふ・・・胃カメラから逃げ回っとるからや」

「エーッ!お仕置きですかっ!」

 

「貧血で受診したんですけどね」

「ほれ見てみぃ、言うた通りやないか」

「日曜日から三日間ぶっ倒れてたんですよ」

「水曜は神楽奉納の日やったやないか」

「だから、目ぇ回ってる状態で回られへんなと」

「式神楽は回転運動するからな」

「そうなんですね・・・」

「でも本番、ちゃんと回っとったやないか」 

「まぁ無事に御奉仕させていただきました」

「こけしの舞」

「違います」

 

「ミコリンシスターズもデビューしたらしいな」

「まぁ今時の子は忍耐力が・・・」

「どの口が言うとんねん22歳」

「でもあの4人は将来が楽しみですわ」

「オバハンになり切っとるな」

「まとめ役をやってくれって言われて・・・」

「○×神社にかい」

「できるんですかね、私に」

 

「できるっ!いい加減なことは絶対せぇへんねんから」

「ん?褒めても何も出ませんよ?」

「浣腸の成果や」

「い、いえ、何も出ませんでしたって」

「ほな胃カメラを・・・」

「ギャーッ!」

「逃げたか・・・本音が出たな」

 

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