雨中に一陣の風、と競馬BEAT
「さぁオッサン、花散らしの雨の中、世紀の一戦」
「コントレイルとグランアレグリア」
「大輪の花を咲かせるか」
「花と散るか」
「どちらかとは言いきれへんねぇ」
「この春は嵐が吹きまくってまっさかいな」
「そう言えばオッサン、モアイ像はなんでオッサンなん?」
「は?」
「女子供はおらへんみたいやけど」
「そら姐さん、族長の顔やからでんがな」
「えっ、オッサン族長なん?」
「まぁ妻一人子一人・・・」
「小さい族やねぇ」
「その分、顔がデカい...あのね」
「レーススタートでーす」
てことで杉崎美香りん姐さんの競馬BEATはGⅠ大阪杯。
先手を取ったのは無敗にも拘らず秋華賞に出られず
鬱憤晴らしの様な爆走を見せていたレイパパレ。
雨中の重馬場なのにハイペースで競り合う相手もいない。
これはイカンと思ったかコントレイルが早めに動くと
並ばれたグランアレグリアも早めに仕掛けに出た。
そして直線、息詰まる競り合いが、と思われたのだが
残り100m付近でレイパパレがスロットル全開。
みるみるうちに他馬を引き離してのポールトゥウィンだ。
シューマッハ時代のフェラーリかよ。
しかしあの条件でもいつもと変わらない爆走を見せるとは
いやはや恐れ入ったぜ。
「競馬の予想は難しいねぇオッサン」
「口がグランとアレグリア」
「レイパパレ速かったねぇ」
「あっぱレイパパレ」
「このオッサン、大丈夫やろか」
「さぁ来週はソダシ登場の桜花賞」
「そうだっし」
「来週までに治してね」
「んが」
「お楽しみにーっ」
| 固定リンク
「競馬」カテゴリの記事
- 予想外の正攻法は菊花賞、と競馬BEAT(2021.10.25)
- 馬も気力が大事、と競馬BEAT(2021.10.20)
- 舐めたらあかんオッサンパワー、と競馬BEAT(2021.10.11)
- 吉か凶か、思わぬ副反応もあっての競馬BEAT(2021.08.01)
- 相手にしなかったらいいとこ行った馬もいる、と競馬BEAT(2021.07.25)