巫女さん大暴れⅡ
「暑いですねぇオッサン」
「おぉ、巫女さん、燃えんようにせなアカンで」
「燃えはせぇへんでしょ」
「メガネがレンズになって燃えるやろう、木製やし」
「誰が木彫りなんですか」
「こけしやろ?」
「似てるって言われますけどぉ~」
「また大暴れしたらしいやないか」
「『また』とちゃいます」
「銀行強盗とは大胆な」
「強盗って、盗られたんはこっちの方ですよ」
「盗られたって、銀行でかい」
「ATMから通帳が返ってけぇへんし食われたっと・・・」
「奈良の鹿やあるまいし」
「叩いたら警報が鳴ってどどっと人が」
「警官隊や」
「なんで警官隊が待機してるんですか」
「ちょいと出ました私が~あ~」
「何なんですかいきなり」
「河内のオッサンが集団で登場」
「なんで銀行で河内音頭なんですかっ!」
「ちょっと早めの盆踊り」
「ちゃいますって、ア~ッ!」
「お、今の雄叫びはターザン?ターザンが助けに来たのか」
「なんでターザンが出てくるんですか」
「密林の王者ターザン」
「密林にATMあったらおかしいでしょ」
「おかしかったら笑え」
「ギャハハハ・・・いや、そーゆーことやなくてですね」
「するとあれは・・・巫女ガラス?」
「ヤタガラスなら聞いたことありますけど・・・」
「ヤタガラスは脚が三本。しかし巫女ガラスはなんと!」
「なんと?」
「メガネかけとる」
「ちょっと待ってくださいよぉ」
「その声を聞いた者は恐ろしいことになんとっ!」
「なんと?」
「いつか死ぬ」
「エッそれは・・・いや当たり前やないですか」
「かぁ~」
「おっ白ガラス」
「なんで白ガラスやねん」
「オッサン白髪多いし」
「放っとけ」
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