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2016年1月12日 (火)

始まった帝国の崩壊、とヒストリーツアー

 

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さぁ年も開けたし再開しようマジカルヒストリーツアー。

いよいよ20世紀ということで「近代中国の始まり」。

でもその前に、扱ってきたのは

「明の時代までだったよね」と眞鍋かをりさん。

「明は漢民族の王朝だったけど清は?」

女真族改め満洲人の王朝ですわ。

 

満洲人単独の国としては渤海があり起源は古い。

北宋を滅ぼし、チンギス・ハンに滅ぼされた金もまた然り。

ヌルハチ率いる満洲八旗が勃興し後金を名乗る。

それが清となり明を併合する訳だ。

乾隆帝の代にはチベット、モンゴルをも併合し大帝国となる。

 

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でも、圧倒的多数の異民族を

どうやって支配したんだろうと眞鍋さん、

さぁそれが満漢全席ですわ。  

熊の手の平、ラクダのこぶ…ゲテモノというなかれ

漢人と満人はこれから仲ようしまひょと開かれた

豪華絢爛、山海の珍味を結集した宴会料理なのだ。

 

せっかく宴会したのだからと

漢字と満州文字を併用し、漢人の官僚も登用した。

ただし、満人と漢人の婚姻を禁止したのは

同化を避ける為か。

それでいて満人特有の辮髪は漢人にも強制した。

カンジンなとこは妥協しない。

 

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そして満人の長であると当時に中国皇帝であり、

モンゴルのハン、そしてチベット仏教の守護者、

「四つの顔を持っていたから支配できたんだね」

「でも、辮髪って中国の風習だと思ってた」

 

だが、我が帝国には何でもある。交易など不要じゃ

などと奢っていたもんで産業革命の波に乗り遅れる。

そこに現れたのがもう一つの世界帝国、

大英帝国である。

 

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緑茶も紅茶も烏龍茶も原料は同じ茶の葉

ってことで紅茶好きの英国人は

大量に中国の茶の葉を輸入していて貿易赤字。

自由貿易を拒否られていたのでやったのが

アヘンの密輸。

 

「自由貿易」とは聞こえがいいが

早い話が要求する側の強者の論理。

自由にやらせてくれたら市場を支配できる

と思うから要求するのであって、逆なら要求しない。

 

アヘン貿易の取り締まりに

強者の論理をむき出しにした大英帝国は

武力に打って出る。

麻薬を禁止しやがったから戦争だ・・・って、

まるでマフィアの屁理屈である。

 

白蓮教の乱などで既に民心が離れつつあった清朝

内陸に英軍を引きずり込んで

補給線が伸びきったところを・・・なんてのは

人民が清朝に忠実であってこそできること。

金払いのいい英軍の方がいいや

と協力されたのでは実も蓋もない。

 

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そんな少数支配故の弱点を

イギリスは掴んでいたのだと先生。

中国では蒸気船の燃料が入手不可能なので

イギリスにとって短期決戦が勝利の条件。

奴らに長期戦はできぬ、ふっふっふ・・・

そう確信しての開戦だったと指摘した。

 

敗戦により弱体化著しい清朝。

こらあかんと洋務運動なども起こすのだが、

ボロ負けした海軍を立て直そうと軍艦を発注した先が

一足早く工業化を進めていた大日本帝国ときたもんだ。

日清戦争では日本から受領した新鋭艦を

当の日本に沈められて敗退。

遂に辛亥革命により清は滅ぶのである。

 

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「いろんな国とのかかわりで動く

グローバルな時代になったんだね」

と眞鍋さん。

中国は長い内戦の時代へと突入し

ヒストリーツアーは二度の大戦へ・・・

考えるだけで気の重いテーマとなる。

 

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