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2016年1月23日 (土)

ヒストリーツアーは教訓もきりがない第二次大戦

 

001

 

さて、マジカルヒストリーツアーは第二次大戦。

「二度と繰り返してはいけない歴史だよね」

眞鍋さんの御祖父様もソ連侵攻に巻き込まれて負傷。

過酷なシベリア抑留の経験者であられる。

 

関東軍の将校だった我が父は

取り残された婦女子に助けを求められても何もできず

機銃掃射により目の前で数百人が犠牲となっても

反撃する術を持たず、

民間人を守れなかったことを生涯悔いる人生であった。

 

それでも生きて帰ってきただけまだましで、

父方は軍人の家系だったこともあって兄弟5人が戦死。

実家は徴兵年齢に達していなかった末弟が継いだ。

母にも二人の兄がいたが二人とも戦死した。

抑留生活の長かった父が帰国したのは

終戦から7年後のことである。

 

語りだしたらきりがないが、

戦争のきっかけとなったのはアメリカに始まる世界恐慌だ。  

恐慌に対しアメリカはニューディール政策を取る。

公共事業による雇用の拡大だ。

なんだ当たり前ではないかと言うなかれ。

金本位制を停止しなければできないこれは

当時としては英断である。

 

金本位制のままでは、紙幣の価値が低下すると

銀行に持っていって金と交換されてしまうので

紙幣の流通量が調整されてしまう。

貨幣価値の低下は覚悟の上で流通量を増やし、

雇用と所得を増やして需要を拡大するのが狙いである。

 

一般にケインズ主義として知られるが、ケインズの著書

「利子・雇用、貨幣の一般理論」を読んでいなくても

似たような政策を打った人はいる。

高橋是清もそうだしヒトラーもそうだ。

 

だが、ナチズムをケインズ主義とは言わない。

国家社会主義労働者党を名乗っているが

労働者の雇用問題解決に動いた一点で

かろうじて労働者党と言えるかなというくらい。

真っ先に弾圧したのは共産党だ。

社会主義思想自体はマルクス以前からあったし、

以降も色々現れてはいるが、ヒトラーは

ムッソリーニのファシズムをパクってあっさり宗旨替え。

スターリンの粛清に感服し(なんでやねん!)

パクって強制収容所を作った(そこかよ!)

 

民族主義だが平等互恵の自主独立主義ではなく、

俺たちは誰よりも凄いの超優越主義。

公共事業が頭打ちになると差別主義を強化して敵を作り、

それはユダヤ人から国外へと拡大してゆく。

 

013
  

おかしいと思う人は勿論いたが

「賢者の理性より馬鹿の感情に訴えろ」

という有名な言葉通り、

インチキでもペテンでもカッコ良く言いきってしまえばよい。

「騙されてない?詐欺かもしれないよ」

なんていう奴は弾圧で黙らせてしまえば、

あとは一方的な刷り込みあるのみである。

一度信者になってしまえば、そう簡単には動揺しない。

 

017

 

「ユダヤ人を殺戮したという事実は

歴史の深い爪痕として残ってるよね」

 

悪魔の所業であるが、

マキシム機関銃に始まる大量殺戮兵器は

エスカレートにエスカレートを重ね、遂に

核兵器を使用するに至る。

「人類は自分を絶滅させうる手段を手に入れた」(チャーチル)

 

核の犠牲となった日本。

核の使用は許し難いことだが、他方

何故対米戦に踏み切ったのかについては疑問が尽きない。

末期の清朝や帝政ロシアじゃあるまいし

アメリカには早期講和に応じなければならない理由がない。

積極的だったのは陸軍だけだが、

日露戦争当時と大差ない陸戦兵器しか持たずに

どこからその自信が生まれたのか。

アホなのか深謀遠慮だったのか、

結果は既に出ている。

 

006
  

戦争はなくせないものなのかという眞鍋さんに先生、

歴史をよく学び記憶する、それも自分の立場だけではなく

多方面から見ることが必要だ、と。

 

023
  

「相手の立場に立つって難しいですよね」

でも、それこそが必要なのだと眞鍋さん。

 

ついでだが、

単純明快な言い切り話法と

敵を作りたがる人には気を付けよう。

 

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