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2015年11月 7日 (土)

全速力の駆け足ヒストリーツアーはロシア帝国の巻

 

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さぁいってみようマジカルヒストリーツアー。

いい表情してます眞鍋かをりさん。

今回のテーマはロシア帝国。

その起源は定住したノルマン人の国と聞いて

 

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「えっ!ヴァイキングだったんだ」と驚く眞鍋さん。

陸の大国のイメージなのにルーツが海賊とはこれいかに。

他方、バトゥが築いたキプチャク・カン国の落としだね、

巧みな騎馬戦術を駆使する自由の民=コサック軍団もいる。

 

話は「二人の皇帝」から、と言われると雷帝と大帝かと思うが、

なんせ20分で近代まで語らねばならない

ってことでいきなりピョ-トル大帝から。

だが、ロマノフ朝の成立には雷帝を語らねばならん。

 

言うまでもなく、エイゼンシュタイン監督の記念碑的超大作

「イヴァン雷帝」の主人公である。 

雷帝というだけあって町内の雷オヤジも真っ青な怖さ。

おまけに、いうこときかない諸侯に対抗すべく

ドン・コサックという用心棒まで雇っていた。

ヤクザより怖いぜ。

 

雷帝は自分の子どもまで殺してしまう怖さだったが、

お蔭で後継者がいなくなり、ロシアは大混乱。

 

「実は隠し子がいましてな」

「ほぅ、どこに?」

「いや、わたいでんねん」

「嘘つけっ!」

 

なんててんやわんやが頻発するのだが

最終的にロマノフを後継者に指名したのは

ドン・コサックのアタマン(首領)。

怖くて文句言えないぜ。

 

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てなことを前置きにマジカルジャンプ。

まだまだド田舎のロシアを近代化すべく自ら労働者になって

実体験的に先進文明を学んだピョ-トル。

スェーデンのカール少年王にはこっぴどい目に遭わされるが

だだっ広いロシアの大地に引きずり込む

お馴染みの作戦で辛くも勝利。 

 

コサックとの力関係を変え、

皇帝の私兵化を目論んだのもピョートル。

その長い過程には

ステンカ(ステパン)・ラージンやプガチョフの乱も起こるが

イェルマークの様に領土拡大に貢献した奴もいる。

その為、領土拡大に伴って国境地帯に土地を与えられ、

侵略の先兵の役割も担ってゆく。

 

だが、農奴制なんて時代遅れの制度があって

まだまだ遅れていたロシア。

日本が黒船来航で騒いでいた年、

ロシアの南下政策によってクリミア戦争が勃発。

ミニエー銃を装備した英軍に対し、整然と隊列を組み

ナポレオン時代と同じ装備と戦術で立ち向かうロシア軍。

だが、インケルマンの戦いで英軍のライフル射撃を浴び

結果は当然、悲惨なことに。

 

とはいえ、コルニーロフ指導のもと要塞化された

セバストーポリの攻略に手こずったラグラン卿の連合軍。

戦争の長期化による疫病の蔓延に悩まされる。

そこに現れたのがナイチンゲールだ。

衛生管理の徹底を手始めに感染症の予防に努め、

多くの人命を救った。

コルニーロフやラグラン卿は知らなくても

ナイチンゲールと赤十字を知らぬ者はおるまい。

 

一方、これはイカンと

大改革に乗り出したアレクサンドル二世、

農奴解放令も打ち出すのだが土地代は自己負担

って、んなアホな。

 

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「解放といっても経済的負担が増えたんじゃね」

眞鍋さんも真剣な表情。

 

土地を追われた農民は

工業労働者として吸収されてゆくが、この経緯は

農奴解放令と同じ年に発表された「資本論」第一巻が

第24章「資本の本源的蓄積」で論じた通りである。

 

といっても革命の前触れのようで

そうでもないんだけどね。

 

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近くて遠い国ということで

「行ってみたくなりました」と眞鍋さん。

そういえば御祖父様が育った樺太行き、

まだ果たしてなかったね。

「寒いですよ」なんて先生に言われたけど、

まぁ夏に行ったらいいやね。

 

ちなみにコサック出身の作家に

「隊長ブーリバ」のゴーゴリ、

「静かなドン」のショーロホフがいるが

コサックではないもののプーシキンの「大尉の娘」も

息つかせぬ展開でプガチョフの乱を描いていて面白いよ。

 

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