« 本気の夏と日曜と美香りんかをりん | トップページ | 体は重くても心は軽くと眞鍋さんのゴールデンラジオ »

2015年7月14日 (火)

暗黒時代の国づくり物語にワクワク眞鍋さん

 

さてはて前回のマジカルヒストリツアーで

東ローマ帝国の隣にイスラム帝国が誕生した頃、

西ヨーロッパは暗黒時代でしてな、てなこと書いたら

今回はまさにその暗黒時代。

西ヨーロッパの形づくりのお話。

 

007

 

「いやぁ~西ヨーロッパは混乱してたんだね」

眞鍋さんも「面白そう」と興味津々。 

 

まず登場のシャルルマーニュ(カール)大帝。

西欧を統一したオッサンだが、元はフランク族の王さん。

武力を持たないバチカンが「ワシを守らんかい」と

オッサンをもはや存在もしていない

ローマ帝国の皇帝に任命したので大帝と呼ばれる。

 

以後、欧州で皇帝といえば何らかの形で

ローマ皇帝の継承者という意味になる。

ドイツ、オーストリア、そして

東ローマ皇帝つながりのロシアなどだ。

面積でわずかに元を上回る

史上最大帝国を築いた大英帝国だが、

ローマと無関係なので皇帝ではなく王は王のまま。

 

フランク族はゲルマン諸民族の集合体だが、

ローマ帝国に逆らったことがない。

皇帝の妹が身分違いの恋人が兄にボコられたのに腹を立て、

兄貴を倒してくれたら嫁になったる

とアッティラ大王に持ちかけたことから

カタラウヌムの戦いが勃発するのだが

ローマ軍が何とか勝てたのは

フランク族が加勢したからとも言われる。

 

ちなみにこの逸話、何故か

ブルグントとフン族の話に置き換わって

クリームヒルト姫の復讐物語という伝説になっている。

よく分からないが

髭の長い小人魔法使いや首だけの大男も登場する

神話と伝説の時代のお話なのでまぁええやろってことか。

 

013

 

ところで、シャルルマーニュのオッサンが持っている

錫杖と玉はなんじゃらほいと眞鍋さん。 

これぞ世俗と神権の両方持ってるぞの証。

 

オッサンにとっても宗教的権威は重要で、

まとまりのないゲルマン諸民族を抑える為に

族長のガキどもを修道院にぶち込んで飼い馴らしたのだ。

バチカンにしてみれば

ランゴバルト族から助けてくれたのはオッサンだったし、

既にフランクは西ゴート族のアラリス三世を倒して

イベリア半島に追いやってもいた。

足利義昭が信長を頼ったようなもんである。

 

イベリア半島に移住した西ゴートはローマ風文明、

すなわちロマネスク文明を築くのだが、

アフリカからやってきたイスラム勢力によってあえなく滅ぶ。

カルタゴに移住したヴァンダル族も

ユスティニアヌス帝によって滅ぼされるし、

ブリテンに移住したサクソン族もなんだかんだありつつ

最終的にウイリアム一世の遠征に屈するから

フランクはほとんど唯一の勝ち組である。

 

033

 

ムハンマドなくしてシャルルマーニュなし

て言葉があると聞き、

「ムハンマドってイスラムの預言者ですよね」と眞鍋さん。

 

そやねん、バチカンは最初、

東ローマ帝国に援軍を求めたんだが

東は東でイスラム勢力への対応で手いっぱい。

なので信長、じゃなくてシャルルマーニュに目を付け

皇帝の官位まで授けたって訳だ。

 

「力だけじゃなくていろんな事情が絡み合って

人間ドラマみたいですね」

 

そやねん、実は大帝のオッサン、

イスラム側から救援を頼まれたこともある。

ウマイヤ朝が倒された時、ただ一人生き残ったウマイヤの王子

アブド・アッラフマーンがアフリカ大陸を横断し、

イベリア半島に後ウマイヤ朝を築くのだが

アッバース朝派のイスラム教徒はこれと戦う為

大帝に援軍を依頼したという。

 

大抵のことは嫌といわない大帝、

だったかどうかは知らないが、

さよかと援軍を派遣するのだが、川中島の上杉謙信と同様、

来てくれと頼んだ信濃の諸将ならぬ

アッバース派の連中は姿を見せなかった。

この時、先遣隊がフルボッコにされたという話があって

「ローランの歌」という叙事詩にまとめられているが

嘘かホントかは分からない。

 

041

 

「いろんな歴史が一つにつながりますね」と眞鍋さん。 

相変わらず台本を持たないね。

それどころか机の上にもそれらしいものは置いてない。

ScienceZEROの時もそうだったけど

台本がなくても流れはスムース。

流石です。

 

|

« 本気の夏と日曜と美香りんかをりん | トップページ | 体は重くても心は軽くと眞鍋さんのゴールデンラジオ »

マジカルヒストリーツアー」カテゴリの記事