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2014年2月20日 (木)

中華思想と大人思想の間

 

さて「たかじんNOマネー」黒田はんの白熱教室、

時間が経ってしまったし、

ちょっと色々考えることもあったので

当ブログも特別篇にさせてもらおう。

 

中国の膨張政策、一人っ子政策を見ると

人口爆発を完全には容認していないように思えるし

人口が多過ぎるので土地を必要とした面とそれを

侵略と同化政策に利用した側面と両方ある気がする。

入植者を送り込んで土地を奪うってのは

アメリカもメキシコに対してやったことだが、

中国はスケールが違うし、

同化政策で民族自体を消滅させてしまうとこは大違いだ。

 

清王朝を築いた満州民族は漢人との婚姻や

満洲への漢人の入植を禁じたりと

同化を避けようとした気配があるが

それが今はどうか。

満州人は何処へ行ってしまったのか。

細かいいきさつは色々あるようだが、

中国の同化政策恐るべしの感が強い。

 

以前にも書いたことだけど地名としての中国と

国名としての中国、民族としての中国人は違う。

辛亥革命まで中国は国名を定めたことはなく、

中華思想に於いて国とは全世界。

漢とか明とかは中心である王朝名であって国名ではない。

地名としての中国には漢人だけでなく

多くの民族が往来し居住していた。  

多民族が住む地であったからこその中華思想であり、

中華思想で言う「世界」とは

実は、その範囲に限られていた。

 

内モンゴルやウイグル、チベットが

その「世界」に入っていないことは

万里の長城を見ても明らかであろう。

中華思想の域外には別の「世界」があるのである。

つい半世紀ほど前まで世界は30数カ国。

それが今や190を超える。

中国が同化政策を域外に拡大しようとしても

対立を生むだけであろう。

 

中国企業に開発を任せても

中国から労働者も連れてくるので地元は潤わない

なんて話は東南アジアあたりで聞く話。

中国ケシカランと韓国の告げ口外交みたいなことをするより

日本は違うよと違うところを見せ、

実行することが大切ではなかろうか。

 

 

もう一つ興味深かったのは以前、

番組にも登場した宋文洲さんの最近のツイート。

日本国民もまた戦争の被害者である

という公式見解を中国は(一応だろうけど)

取り下げてはいないというもの。

そういえばそうだったなと思い出される

日中国交回復の時の話だ。

 

周恩来首相が日本人に受けた恩を忘れなかったから

という話もあるが、

こうした古き良き中国の大人(たいじん)思想は

元兵士からも聞いたことがある。

勿論、中国人だから皆そうという一般論ではないし、

政治は綺麗事ではないから

多額の円借款という裏もあったのだけど。

 

それはそれとして、いわれてみれば

軍部に反対する政治家は暗殺され、

野党どころか組織的抵抗勢力も消滅、

政府を批判すれば直ちにとっつかまって

拷問で殺される事もあったのだから

「日本」とか「国」とかいう一般論で

そんな政府を自分と同一視し、

感情移入して賛美しなけりゃならん謂れはない。

まぁ外国人に言われるとムッとするかもしれないが。

 

反日デモとか世話になった日本人社長を殺害して

金を奪って逃げたりとか、中国の大人思想、

どこまで残っているのかは不明だが、

同じことは中国にも言えるのである。

今の中国政府は中国人民にとって正当な政府なのか。

チベットやウイグルの人々のみならず、

公害に苦しみ暴動を繰り返す人々にとってもどうなのか。

中国人民もまた被害者ではないのか。

 

「民主主義がないのだから暴動起こすしかない」

と三橋貴明氏は述べていたが

昔の日本だって同じだ。

5.15以降、日本の民主政治はなくなった、

と今上陛下もおっしゃっておられる。

 

このあたり、もう少し考えてみたい課題だが、少なくとも、

「中国」というふわっとした括りの一般論で

全てを敵視するのは止めておこうかと思う。

 

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