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2013年1月19日 (土)

とんでも未来予想と賢い眞鍋さん

 

今朝の「週刊ニュース深読み どうなる日本?」

2050年の日本を予想して課題を探る趣向だったのだが、

それがまぁとんでもな中身で突っ込みどころ満載。

 

例えば「経済成長は人口動態によって非常に左右される」

ってどんな統計に基づいているのか?

同じ論者が90年代末に破綻した韓国経済が

その後V字回復したと言っていたが、

確かにGDPは倍増したけど、その間

人口はほとんど増えていないんですけど。

 

日本の1950年以降は人口ボーナスって、

おいおい戦争で労働人口がごっそり減った時代ではないか。

ベビーブーム世代が成人するのはもっと後、60年代末で、

高度成長が終わるあたりじゃないかい?

高度成長期は固定相場制で

為替を気にせずインフレ政策ができた時代だ。

人口論じゃなかろう。

 

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「損な世代に生まれちゃった」という眞鍋かをりさん。

そりゃあ議論の前提が間違いだらけなんだからそうなる。

でも、眞鍋さん、実はあることに気がついてる。

「弱肉強食の世の中になっちゃう」

そう、間違った前提から湧いて出てくるのは

新自由主義教義のオンパレードだ。

 

労働人口が減ると言いながら海外へ出稼ぎ。

技術のない人は途上国に日本人村を作って

原地の給与水準で働く。

で、日本には移民を受け入れって、なんでやねん。

 

国内の職場には正社員はいなくなり、

フレックスタイムで自由に出勤。

一人で足りる仕事を何で何人もでやらねばならんのか。

労働人口が減ってるんじゃなかったのか。

 

都合よく前提を変えて導くこれら、ベクトルは

ひたすら人件費を減らす方向に向いている。

これで得をするのは誰なのか。

株主である。

 

それも日本人とは限らない。

韓国の国策大企業も株主の大半は外国人なので

韓国国民の所得向上には興味がない。

よって格差は拡大する一方だ。

 

「未来予想」が矛盾だらけなのは

新自由主義的結論に導きたいからである。

素直に考えるなら生産性向上と

一人当たり国民所得の増大が目標となるはずだし、

それなら人口が減っても内需も税収も減らない。

 

成長しないし所得も増えないと勝手な前提を作る割には

環境・エネルギー、先端産業など成長分野も視野に入れている。

労働力流動化に関わる部分は、

次元の違う話を無理やり挿入した感をぬぐえない。

 

世の中そう単純には進まない。

グローバル化の進展と同時に独立国の数は増えたし、

ロボット化の一方でクラフツマンシップの重要性も増している。

時代は絶えず対立物を生み出しながら進むのである。

グローバル経済にしても個人である株主の意思に左右される。

国民経済との矛盾は既に顕在化しているし、

株主資本主義で世界が統一される事はないだろう。

 

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