多士済々の景気対策論者に軽快眞鍋さんの「マネー」
「たかじんNOマネー」今回は、NHKよりよっぽどまともな
アナリスト対抗「コレで景気を良くしまSHOW」。
三橋貴明さん、朴一大阪市大教授に勝間和代さん初参戦
他VTRに多士済々のオッサン、オバハンが登場した。
アベノミクスで勢いに乗ってるかと思いきや、
新自由主義者が入り込んで警戒を強めている三橋さん、
「官僚が成長を潰すようなことを考えている」
「このままでは絶対ダメ」という
勝間さん、岸博幸さんとあれまの意見一致。
前説部分だけで番組が一つできそうだが、
そうも言っていられない。
三橋さんの提言は中韓の反日で景気回復、
なんじゃそりゃあ。
「反日が強まると他の被害が出ますよね」
ここは大真面目に受け止めた眞鍋かをりさんだけど、
要するに膝を屈してまで依存する必要はないということ。
日本からの部品輸入に依存してるので
反日を強めればどちらも自滅する。
対中輸出はGDPの2.7%、対中投資残高は
米の20兆円に対し6兆円に過ぎない。
カントリーリスクを避けて生産拠点を他所に移すべきという。
満点評価を出した眞鍋さん、その理由を問われて
VTRでの三橋さんの演技を高く評価。
なんじゃそりゃあの見事な落ち。
一方、勝間さんは配偶者控除の廃止を主張。
妻の収入が103万円を超えると税率が上がり、
それ以上働けなくなってるのが経済的損失。
夫婦の所得を合算して2等分した額に課税したらいい。
裕福ではないが専業主婦でもなんとかやってるとことか
子育てで働けないとことかは損するような気がするが
103万円超えたら合算二等分にするとか
併用制ではいかんのか?
眞鍋さん、合算二等分案にはかなり乗り気な様子。
雇用の確保を並行して進める必要があるけど、
時代逆行的労働環境の悪化が甚だしいので
女工哀史的低賃金労働力として
使い捨てにされないようにしないとね。
「話が見事過ぎる」と眞鍋さんが感嘆したのは
例によっての漫談調、藤井聡京大教授。
過度な競争は止めて業界で協力しろ!
談合も全て悪い訳やない。
やったらええがな。
エーッ!って話だが、
不況下で疲弊している企業に競争を強いると
当然、負けた企業は倒産し失業者が増える。
苦しい時はシェアをして
弱い人もしっかり働けるようにする。
これが景気回復への道やおまへんか。
長距離バスの過当競争、過密労働で
大きな事故が起こったばかりだし、一理ある。
景気が悪いから少子化なので
少子化だから景気が悪い訳ではない
という話から突然、地方公共事業に話が飛んだりしたけど、
あの辺りはもう少し詳しい説明が欲しかった。
これもちょっとしか触れられなかったけど
グローバル化といっても平等対等に
国境を失くしましょうという話ではなく
超大国アメリカが覇権を求めて追及している
大国主義、経済帝国主義であって、実態は
一国主義なのだということは押さえておきたい。
岸さんと三橋さんが対立するのは分かるとして、
何故か双方意見が一致したり、
三橋さんと共同戦線を組んでいたかに見えた勝間さんが
外国人労働者の扱いでは対立したり、
国民経済重視のアンチグローバリズムで
青山さんと三橋さんが共闘したり色々だったけど
「対立構図が分からなくなってきました」と
眞鍋さん、軽妙な進行。
「TVタックル」のたけし師匠に似てきたような。
独特の味が出てきたようだ。
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