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2012年10月24日 (水)

備忘録的麻雀経済の話

 

麻雀卓に四人が座る。持ち点はそれぞれ同じ。

しかし、ゲームが進むと持ち点が増えた者と減った者に分かれる。

経済も同じで必ず勝ち負けがある。

誰かが儲ければ誰かが損する。

ただし、四人の持ち点合計がゲーム前も後も同じ場合だ。

 

4、5年前に流行った賭博経済も基本は同じ。

価値を産むのは生産物=商品だけなので

マネーを動かして横取りする。

途上国の農産物を買い占め、

相場を吊り上げて売り抜けすると、

適正価格からの上乗せ分はどこかから巻き上げたもの。

その分、誰かが損をしている。

 

四人の持ち点合計が増えていく場合なら、

大勝ちする者は二倍三倍と持ち点が増える。

負けた者も1.2倍くらいになれば、まぁ不満もそこそこで済む。

大勝ちした者がその資金でもう一つ雀卓を設ければ、

新たに三人の参加者が加わる。

 

持ち点を揃える資金がなければ借りればよい。

胴元、政府と日銀がそれを保証する。

例えば、銀行が保有する国債を日銀が買い取り

銀行が資金を融通する。

現状、国債の金利は低いので、

それより儲かると判断すればという条件付きだが。

 

最初の雀卓で不幸にも大負けした者も、

二の雀卓で同じく大負けした者と交代して

新しいステージに挑戦できる。

持ち点合計が同じで、あっちからこっちへ

持ち点が水平移動するだけなのが賭博。

持ち点が循環しながら総合持ち点も増えてゆくのが

拡大生産型というかまっとうな普通の経済だ。

 

しかし、現状の日本は拡大軌道に乗っていない。

金利を下げれば投資が生まれ、

投資が生産を拡大すれば自動的に需要が生まれる

という説を唱える人がいるらしいが、現実はそうなっていない。

目を開けて目の前の現実を見りゃ分かる。

 

何故かといってまず思い当たるのがデフレ。

貨幣価値が上がる現象なので、

借金すると元本が目太りしてしまい借りれば借りるほど損をする。

ローンも組みにくいし、企業も借りにくい。

これでは個人消費も企業投資も増えない。

銀行も、そもそもの資金需要が少ないうえ、

リスクを冒して融資するより国債購入が無難と見る。

 

金利を下げれば投資が需要を生むというのは

拡大軌道に乗ってからの話。

どうやって乗せるかが目下の課題で、

需要がないところに投資もなく、

資金需要も生まれないことは現実が教えているのだから

他の手を探さなくてはならない。

 

資金自体はだぶついている。

しかし、誰かが使わなくては始まらない。

突破口としての公共投資が浮上してきた由縁だ。

それ自体は間違いではなかろうが、復興予算のように

官僚に食い荒らされる危険に怯える人も多い。

霞ヶ関改革が必要になる。

 

霞ヶ関改革という点では維新の会と一致するが、

それでもなお八策に賛同しないのは

自動的に需要が生まれるという

違うことが証明されている前提から抜け出せず

突破口を開く妙案に辿り着いていないどころか

デフレ促進策ばかり並んでいるからだ。

投資家優先で賭博経済を加速させ、リーマンショックを生んだ

「構造改革」の苦い経験もある。

 

公共投資と民間活力活性化をいかに組み合わせるか

このあたりがカギだろうとまでは言えると思うが、

そこから先は賢者の皆さんの意見に耳を傾けつつ

おいおい考えてゆくしかない。

政治家の代わりに策を考えなきゃならん義務はないし、

有権者としてはイエス、ノーのどっちかでいいんだけど

判断の目安として考えておいても損はしない。

 

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コメント

初めてコメントします。
以前から時々拝見してました。

麻雀のたとえ話、すごく分かりやすかったです。


(今回の話と直接関係ないですが)
以前JR大阪駅で開催された眞鍋さんご出演のPCイベントに行った事がありますよー

投稿: 空想kiss | 2012年11月 1日 (木) 05:37

メビウスのイベントなら私も行っていたんですけどね~。PCには違いないですけど、あれとは違うかも。

投稿: KenNagara | 2012年11月 1日 (木) 17:39

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