遠近感狂わせたのは美香りん姐さん?の秋華賞
遠近感狂いまくりの杉崎美香りん姐さん。
一人だけ後ろに下がってるとしか見えないが、
実はそうではない京都競馬場の競馬「BEAT」。
ジェンティルドンナ牝馬三冠達成の秋華賞だったのだが
本年度ベストバウト選考会があれば、
必ず1位候補に挙がるであろう一戦だった。
前半1000メートル通過した時点で「遅い!」と思ったら
可愛いのか怖いのかよく分からないチェリーメドゥサ、
ぐいぐいと前に出ての大逃げ。
このペースでラスト直線勝負では勝機がないと見たか
一か八かだがやらないよりはやってやろうの英断。
遅いペースだけど女王は中段にいたし、
この決断には大拍手。
おまけに、やはり後ろからではダメだと前走で悟ったか
ヴィルシーナが二番手につけて
必ず来る女王を待ちうける。
二重の包囲網にまんまとはまった女王ドンナ。
でも、スピード勝負なら任せなはれと・・・ん?
最終コーナーで早くも岩田ジョッキー、鞭を入れてるぞ。
アレアレと思ったら、どうも女王さん、
岩田はんの弁によると「遊んで」いたらしい。
おいおい。
「よっしゃ、ウリャアッ!」とレース前は凄い気合なのに、
走り出すと「おぉ、ええ感じや」って、妙に落ち着いてしまう
オークスの時から顕著だったお転婆女王の気質。
慢心か、驕りか、馬にも「負ける気せんね」状態はあるのか。
変な奴である。
しかし、本気になったらやはり速い。
包囲網を突き破り、待ってましたと襲いかかる
ヴィルシーナの猛追を辛くもかわして三冠達成。
でもレース後のどや顔に
「いやぁ油断してもうたわ」的反省があったような。
美香りん姐さんのせいで遠近感が狂った
ってなことはないと思うけど。
レースというよりは試合といった感じだった秋華賞。
見応えある戦いの中できらり光ったのはアロマティコ。
女王との直接対決をこの日まで避け、
満を持しての挑戦だったが
後方からの追い上げでさくらんぼ妖怪もかわし、
ヴィルシーナに次ぐ3位に食い込んだ。
「名前が可愛いし覚えやすい」と、
美香りん姐さんも言っていた番組注目の一頭だったが、
いよいよ頭角を表してきたようだ。
ブエナビスタに匹敵するとは誰もが思っていたけれど
勝つまでは言えないと言っていた岩田はんからも
遂にこの言葉が出たジェンティルドンナ。
牝馬三冠を達成すると、その後、GⅠでは勝てない
というジンクス打ち破ることができるかどうか。
その為には遊ばず油断せずが肝要。
その日まではまだお転婆女王だね。
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