「主張すれば話し合える」日中激論グランプリ完結編~たかじんNOマネー
引き締まった表情で開幕宣言の眞鍋かをりさん。
「たかじんNOマネー」は中国迷ー1グランプリ。
先週に続く今回は完結編。
繰り越しとなった人権問題。
寺院破壊、強制中絶など「民族浄化」が問題に。
チベットやウイグルだけではなく、
かつての支配者・満州民族を
絶滅に近い状態に追い込んだ過去もある。
「統一を守らないともっとひどい状態になる」
という王雪丹さんに対し、石平拓殖大客員教授は
「そんな大きな国はやめればいい」
「バラバラになれば皆幸せ」
確かに、漢民族の人口が増えすぎて農地がない
なんて時代ではもうなかろう。
「統一より人権が大事」という須田慎一郎さんに、周来友さん、
「人権と民主主義を中国共産党に教えてよ!」
土地・企業買収については日本側の法制度不備を指摘する声多数。
通信・放送関係以外なら、株が公開されている限りどこでも買収可。
戦闘機や護衛艦、ミサイル、魚雷まで作ってる
三菱重工だって買えてしまうのだ。
沖縄の土地を中国企業が買っているのが
尖閣諸島絡みで不気味と岸博幸さん言えば、
対馬では自衛隊基地の周囲も
韓国資本に買われていると青山繁晴さん。
「法律バンバン変えてガードすりゃいいんじゃないですか」
眞鍋さんが指摘する通りなのだが、
財産権やらでややこしいらしい。
だが、そうも言っていられないと青山さん、
かつて日本企業がカナダの水源を買収し、
井戸を枯らせてしまったとフェアな指摘。
だからこそなんとかしなきゃね。
ただ、日本企業は中国の土地を自由に買えないのは問題
と須田さんが指摘すると周さん、
「中国人だって買えないんだから文句言わないでよ!」
笑いが分かってるのか何なのか。
さて、番組では排水溝から汚水を採集する実態の撮影に成功!
汚水から地溝油なるものを作り、食品に使っているのだとか。
「(中国では)どうしてるんですか?」と眞鍋さんが問うと
「外食はしないよ」(周さん)
「親戚の店にしか行かない」(王さん)
だが、富裕層は中国産を食べず日本産に人気があると石さん。
ってことは日本企業にとってはビジネスチャンスか。
「マーケットがやがて粗悪品を排除してゆく」
とは須田さんの指摘。
ほんじゃあ、ガンガンいいものを輸出することが
中国人民の為にもなるってことだね。
もっと激論になるかと思った歴史認識問題。
青山さんがフェアな態度を貫いたこともあり
意外に冷静な話し合いになった。
南京戦が酷い戦いだった事は事実だ。
日本軍だけでなく国民党軍にも住民を守る意識がなく、
農民は作物を兵に奪われ、市民は巻き添えとなった。
なんで非戦闘員の避難、疎開をさせなかったのか。
敗れた中国兵は軍服を脱ぎ捨てて民間人に紛れ込み、
日本軍はそれを摘発し、全てか一部かは分からないが
銃殺処分したのも事実。
便衣兵と投降した捕虜は別との法解釈はあるが、
捕虜の銃殺は至る所で行われたので、
そんな法解釈とは別にそれが当然視されていたと思われる。
民間人か兵隊かの区別もつきにくかったので
手がごつごつしてたら農民、柔らかかったら兵隊
というようなあいまいな基準で選別された結果、
民間人が混じっていた可能性は否定できない。
民間人の避難を許さなかったレニングラード戦
にも似ているが、都市への無差別爆撃や原爆と、
民間人を標的にした作戦はさらに当然視されていく。
返す返すも醜い戦争をしたもので、人類史の汚点である。
中国共産党にしても国民党軍を擁護するいわれはないのだし、
歴史的事実をありのままに検証し、二度と繰り返さない
平和の礎とする事こそ要であると思う。
大虐殺は「あったと思う」という周さんでも、
親切で穏やかな日本人が「何で」と疑問を持ったという。
「白髪三千丈みたいに、何でも大袈裟にいうんだよ」
石さんは天安門事件以降の
不満を国外に向ける反日政策に利用されたとする。
でも王さんは「反日は一部だけ」と強調していた。
「難しい認識の問題で迷惑度という言い方はしたくないですけど」
という眞鍋さんのまとめ方に共感。
声が大きい大阪人にまで「声がデカい」
と言われてしまった中国人観光客。
日本から中国に帰ると
「声が小さくなったって言われる」
という王さんの話に爆笑。
だが、だんだんマナーは良くなっているともいう王さん。
「マナーは悪いかもしれないけど人は良いですよ」
実際、なんで中国人がこんなに評判を落としたのかと思う。
おおらかで人情味溢れる華僑の皆さんとあまりにも違い過ぎる。
阪神淡路の震災の時、瓦礫の中から引っ張り出した道具で
いち早く炊き出しを始めたのもあの人たちだった。
石さんによると、儒教精神に代表される道徳観を
中国共産党が徹底的に破壊してしまったからだという。
「中国にマナーという観念は存在しない」なんてのは嘘で、
なくしたのであろう。
思えば「論語」は日本人にとっても必修科目だったのだ。
ということで迷ー1グランプリ「初代王者」は人権問題に。
一点差で並ぶ上位陣に「打ち合わせなしとは思えない」
なんて声も出たけど、これはガチらしい。
「ちゃんと主張すれば話し合える」ことが分かった
という眞鍋さんのまとめもなかなか良かったと思います。
激論まとめた眞鍋さん、
ますますMC手腕に磨きがかかりそうだ。
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