生放送「マネー」はTPP激論
「二回目があると思わなかった」と、たかじんさんが言う
「たかじんNOマネー」ゴールデン進出第2弾。
「30秒前に来るの止めてもらえます?」
いきなり苦言の眞鍋かをりさん。
まずはオッサン諸氏がたむろする
メイク室からのオープニングだが、
そこにいない人約一名。
「軽い事故が起こりまして」と、
大谷昭宏さん、3分遅れの合流だ。
しかしそこは、満面の眞鍋スマイルで
何事もなかったかのように議事進行。
まずは先月に引き続き怒っ金ランキングだが
今回も登場した音声強制カットのハイテクマシン。
だが、不規則発言の後で押しても意味がない、
押してから発言する確信犯用とかで
使用第1号はやっぱりたかじんさん。
一騎打ちとなった大阪市長選で、たかじんさん
期日前投票を既に済ませたそうなのだが、
音声消しても口でどっちに入れたか丸分かり。
会場観覧者の拍手でも、人気者はやはり人気者。
市職員の追い落としを食らったらしい前市長の改革路線を
平松さん、地味に継続していたようだし、
パフォーマンスの派手な橋本さんは
欠陥建築と明らかになったWTCへの府庁移転みたいに
失敗も派手。
大阪市民ではないので何とも言えないが、
府の「財政黒字化」が
借金を収入に繰り入れていただけだったのはがっかり。
2千億円以上も借金が余計に膨らんだのに
「優良企業になった」は変だろうと思う。
人気のある方が当選するのかもしれないけど、
やる時はやりそうなパフォーマーか、
じみ~なオジサンか、
大阪市民でなくて良かったと思う選択だ。
眞鍋さんが怒りの項目に挙げたのは
オリンパスの巨額粉飾事件。
塀の中に入れられたホリエモンもぶっ飛ぶ金額なのに
捜査が生ぬるいのではないか。
当局も世論次第ということか。
それとも、外部に追い落としを図りたい人がいないのか。
今後が注目される事件である。
字幕が笑えるこれも怒って当然。
国会にもはからず消費増税を国際公約。
TPPでもそうなのだがこの総理、国民は勿論、
国会にも、さらには党内すらまとめないまま
外国への約束を推し進めようとする。
国会での追及をかわす為に
記者発表を金曜夕方に延期してみたり、
なんとか国内世論をすり抜けようとするのが本末転倒。
この総理、何を代表してるのだろう?
日本国民の代表ではないのだろうか?
ってことでランキング1位はTPP。
賛成派の岸博幸さん、いきなり「反対派の陰謀論がひどい」
スタジオの反対派は青山繁晴、三橋貴明、須田慎一郎三氏。
この三人に陰謀論なんて言っても意味ないので戦術ミスか。
「陰謀論なんて言ってないですよ」と三橋さんが言えば
青山さん、アメリカ政府のHPを引用し、
二国間協定では日本にも警戒感があるが、
「TPPの枠組み決めたら乗ってくるとアメリカが言っている」
「いびつな関係のまま交渉しようとしていて
守るべきネガティブリストも出そうとしない」
「守るべき国益がない(野田総理)はまずい」
と認める岸さんに須田さん、
「今の政府に交渉能力あるのか」
「ない」(岸さん)
「じゃあダメじゃないか」(須田さん)
ここで眞鍋さん、カットインして第一幕終了。
これで終わりではないですからと念を押しつつ関連項目に。
眞鍋さんの前にある進行表には赤いボールペン。
扱うべきテーマをチェックしながら進めていたようだ。
しかし、そう思うようには進まない。
本日のメインテーマは「大逆転」のはずだったのだが
どうしてもTPPに戻ってゆく。
人口も減るから輸出が大事と岸さん。
確かに構造改革による「実感なき好景気」の時、
格差拡大で国内の需要は低迷しても
一部企業は空前の収益を上げた。
アメリカの個人消費のお陰だが、
それが借金し過ぎの空景気だったことが
リーマンショックで暴露され、今日に至っているのである。
内需拡大を主張する三橋さんに
「公共投資と内需しかないのか」
なんて揶揄する大谷さんだが
これはイチャモン。
国力を支えるのは結局、国民所得であって、
それを無視して外国の市場を取りに行けば、
お互い同じように人のものを取り合った百年前と同じ。
現にアメリカの景気だって良くないのだ。
景気の悪い国同士が相手の市場を欲しがっても意味ないし、
百年前みたいに大戦をおっぱじめる訳にもいくまい。
目先のことしか考えないと、
下請けにコストカットを強要したり、
生活保護より安い賃金で派遣労働者を使ったり、
自分だけは減税してくれと言いだしたり、
これでは生保受給者ばかり増えて
税金払う人いなくなる。
「実感なき好景気」を今さら夢見ても
世界経済が縮小してる今、それは見果てぬ夢。
国内に目を向けるべきだろう。
日本海貿易の重要性を問う逆転の発想に
「ちょっと信用できないあるよ」のたかじんさん。
だが、「中国が入っていないTPPはおかしい」と青山さん。
「アメリカの枠組みに乗っかるだけではなく、
日本から提案すべきだ」に会場からも拍手。
「すでにTPPが動き出してるのに
日本から提案しても受け入れられない」
なんて岸さん、言うもんだから、
TPPも交渉に参加して日本の国益を追求できる
とした自身の発言と矛盾すると突っ込まれた。
ASEANとも整合性を保つべきだとする須田さんには
岸さんも同意したものの、
今の政府にその頭がないことは認めざるを得ない。
結局、交渉能力の有無に尽きるのだが、
「大枠合意といっても大したこと決まってない」(岸さん)
「USCR(連邦通商なんたら局)に
怖いこと(今日付け前記事参照)入ってる」(三橋さん)
時間切れでカットインした眞鍋さんだけど
「難しいので、まとめるのは」
「それがテレビや」(たかじんさん)
「がらりと話題を変えましょう」とAKB商法に。
三橋さんはもっと色々語っていたのだが、
来週のゲストも三橋さん、テーマもTPPなので
そちらに譲ろうと思う。
オッサン諸氏、AKBとかには疎いのかと思ったら、
「VTRの間に大谷さん、○○ちゃんって言ってましたよ」
眞鍋さんの衝撃暴露で大爆笑。
AKBにイマイチ札を挙げたたかじんさん、
「一つにはひがみやな」
「売れやがってって?」(眞鍋さん)
あのプロデューサーが放送作家の頃、
一緒に仕事をしていたことは知られているが
「頑張れとは言うたけどここまでとは言うてへん」
と、言ってるうちにまたTPPに話は戻りかける。
TPPを避けては大逆転も語れないからか。
だが、反対派の主張は情報の出所も例題も具体的なのに、
賛成派は抽象的な理念にとどまっている。
反対派の掲げる具体例にイチャモンは付けるが
対置されるべき目標が見えない。
「交渉もしないうちにダメとはおかしい」というなら、
交渉によっていかなる成果を勝ち取ろうとしているのか、
具体的に提示すべきだと思う。
それと明治維新の解釈もおかしい。
外圧を利用して国内改革を謀ったのではなく、
外圧を跳ね返す為に時の政府を倒したのだ。
不平等条約の撤廃、変更を求めはしたが、
進んで締結しようとはしなかった。
スシローが品質重視で回転寿司の首位を奪取。
回転寿司を食べたことがないたかじんさん。
さすが一年に一億円飲んだ男は高級寿司店専門か。
「大阪にない?」という眞鍋さんだが
「本社は大阪やってしょうもないことは知っとる」
と、たかじんさん。
まぁ、回転寿司自体、大阪府堺市発祥だし。
「一度行ってみて下さい」
眞鍋さんもお墨付きのグレードらしい。
出演者全員が「アッパレ」と推した
入曽精密の0.3ミリサイコロは凄かった。
従業員15人の中小企業だが、
「円高だろうが欲しいと思わせるものを作る」
という意気や壮。
日本のものづくりの底力である。
ということで色々あったが来月も生放送SP決定!
「もうレギュラーにしちゃいましょう」と眞鍋さん。
たかじんさんも、まぁやってみたらとまんざらでもない様子。
「ただトラウマがあってね」と、
生放送本番中にディレクターを殴って帰ったことを告白。
Twitterにも気付いた人いたけど、
コレが有名な「味の素がない」事件。
辞めるつもりで暴れたのに、
後日偉い人に呼ばれて言われたのが
「来週から録画にしよう」
激論のこの日も
途中苦しみながらもなんとかまとめ上げた眞鍋さん
生放送SPもタダのSPにならないように、頼んまっせ!
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