宇宙マネーは未知なる可能性への投資~たかじんNOマネー
小惑星探査機はやぶさを描いた映画が
今秋から来年にかけ3本も上演される。
ってことで今回の「たかじんNOマネー」は
はやぶさ計画のプロジェクトマネージャー、
川口淳一郎氏を招いての宇宙マネー。
「誰も思い付かないような凄いことが宇宙にはあるかもしれない」
そう語る眞鍋さんの視線の先はお隣の松尾貴史さん。
松尾さんといえば宇宙人はいるとかいないとかの、
UFO研究家との論争が思い起こされる。
そこで眞鍋さん、いきなりの無茶ぶり、
「川口さんはどっち派か知りたい」
これに教授は
「いると思います」
「やっぱり!」と、どや顔眞鍋さん。
1立方kmに水素分子二つなんて
サハラ砂漠に蟻二匹より粗密な空間で、
水素分子が衝突するなんていうあり得なさそうな偶然が、
宇宙では当たり前に起こっているのだから、
地球を作ったくらいの偶然は日常茶飯事だろう。
でも、UFOについては「分からない」とか。
だから、どっちの勝ちということではなさそうだ。
だが、200億円で実行されたはやぶさ計画、
700億円でも難しいとNASAの連中に冷笑されていたとか。
実際、資金不足でケチッた装置が
うまく作動しなかったこともあったらしい。
イトカワに着陸できたかどうか分からないとか、
通信が途絶えたとかのニュースを聴いた時は、
当方もこりゃ失敗したかと感じたことを覚えている。
日本以外の宇宙開発は軍事目的メインが実態だが、
数億km先の点目標に正確に到達しただけでも、
「世界を震撼させた」(青山繁晴さん)というのももっともか。
ミサイルなら命中しただけで終わりだが、
サンプルを採取して戻ってきたのだから
平和目的に徹したこの事業、胸を張っていい。
「地球の深部のことが分かる!ほ~っ!」
感心しきりの眞鍋さん。
イトカワも地球も構成する物質は同じだが、
地球の奥のことなど分からない。
だから、例えば地震のメカニズムも分からないのだと川口氏。
未知の探求は目的と得られた結果が一致するとは限らない。
インドへの到達とスパイス貿易航路の開拓、
さらに黄金の探索にも失敗したコロンブスだが、
新大陸からもたらされたジャガイモがドイツの飢饉を解決し、
農民戦争を終結に導いた。
しかし、目先の利益しか求めない日本では、
宇宙開発予算はインドにも大きく後れを取っている。
にもかかわらず、岸博幸さんによると
宇宙エレベーターの独立行政法人なんてのがあるらしい。
なにやっとんねん。天下り用じゃないだろうな。
ということで眞鍋さんの大胆提案、
原発から出た放射性廃棄物をブラックホールに放り込んでしまえ!
大胆過ぎて先生絶句。
反物質をコントロールする技術を開発すれば、
放射線ごと消去することも可能なんだろうけどね。
ともあれ予算復活のはやぶさ2号、
開発は順調に進んでいるようである。
こんな予定だそうで、
意外に早いと驚く眞鍋さんだが、
還暦を過ぎたたかじんさんはちょっと複雑な様子。
「生きてますよ」
優しく励ます(?)眞鍋さんだった。
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