「問題」なのはどちら?批判受ける問題報道
眞鍋かをりさんが問題発言をした
とかいう記事をサーチナが書き、
「問題ではない」と逆にヒンシュクを買っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20110811-00000050-scn-ent&s=points&o=desc
報道番組で批判的意見を述べるのは
そもそもコメンテーターの仕事なのだから
事実に反する内容や誹謗中傷でない限り、
いちいち「問題」にするのはナンセンスだが
その大前提を取り敢えず横においたとしても、
金正一郎と署名のあるこの記事、あり得ないほどお粗末なのだ。
例えば
「とくダネ!」にて中国製品は恥ずかしいという発言をした。具体的な発言内容はメイドインチャイナは恥ずかしいというもの。
どこが「具体的」なのか?
「具体的」というからには何をテーマにした内容で
どのような流れで出たものか、前後の脈絡を記載するべきだろう。
リードを繰り返してどうする。
実際には中国パクリ業界の最新事情を紹介したコーナーで、
スターバックス→スターファックスのように
店ごとそっくり真似したものや
技術があってもすぐパクられてしまうので
自社ブランドを立ち上げるより有名どころを真似した方が早い
などの構造的問題、規制はあっても
スターバックス→スターファックス程度では
違反に問われない緩さなどが指摘された。
眞鍋さんはこうしたリポートを踏まえた上で
「メイドインチャイナって書いてあることが恥ずかしいっていうか
ブランドとしてどうなのって思っちゃいます」と言ったのだ。
普通に聴けば、パクリ商品のお陰でメイドインチャイナの
ブランドイメージ全体が傷ついている ・ ・ ・
という意味と受け止められる。
これが「問題」だというのなら、パクリ商品のお陰で
メイドインチャイナのブランドイメージが上がっている
ということになるが、それでいいのでしょうか?金正一郎さん。
だが、どうやら金正一郎氏、
「とくダネ!」を観ずに書いたらしいのだ。
何しろこの記事、次のように締めくくられている。
中国で製造されたものといえばパクリや電化製品の爆発やおから工事など品質に疑問を抱く話題が多く報道されているのは確かで(中略)そういったイメージの蓄積でこのような発言をしてしまったのではないだろうか。
「ないだろうか」も糞もない。
まさにパクリ産業の報道をしていたのだ。
番組を観てたらこんなとんちんかんな締めはあるまい。
「問題」なのは記事の方という大方の受け止め方は正しい。
イメージが蓄積されるには
事実の蓄積という裏付けがあるのであって、
問題にすべきはそちらの方であろう。
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コメント
金星・・・金正さんも書くネタが無かったんだろうな。
ジャーナリズム精神は滅びたか!
(@_@;)?
投稿: まりも | 2011年8月13日 (土) 08:41
中国批判で一時間番組をやった
たかじんさんには何も言えないのが悲しい。
投稿: KenNagara | 2011年8月13日 (土) 12:19
謎メキさん
いつも、楽しく、そして関心しながら
訪れています。 大好きな場所です。
今回の件、有名税ですネ。
騙り、集り、縋りの輩はそれ以外に生きて
行けないのです。 今の、かをりちゃん活躍の
バロメーターですね。 本人の襤褸が出るのにネ。
投稿: りょーず | 2011年8月13日 (土) 19:58
恐れ入ります。
「とくダネ!」の眞鍋さん、コメントを簡略にまとめようとするあまり省略し過ぎることがたまにあるので、これからの課題かもしれません。
投稿: KenNagara | 2011年8月14日 (日) 03:51
GJです。支持します。
投稿: | 2011年8月23日 (火) 04:04