色々出てきたポスト原発の動き
炭化水素を生成する藻の一種、オーランチオトリウムや
ウランより高効率で安全性が高いという
トリウム溶融塩原子炉等
福島第一原発の事故で注目が集まっている。
トリウム溶融塩原子炉は中国が開発に着手した
と報じられていたが、アメリカが開発しなかったのは
プルトニウムが取り出せず、核弾頭の原料にならないからだという
ありそうな話である。
スリーマイル島事故以来、新規の原発を作っていないアメリカ。
原子力といえば潜水艦や空母のエンジンと核弾頭、
廃棄物を再利用した劣化ウランの鉄鋼弾だ。
だが、核弾頭に使用する核物質は少量だし、
軍の需要だけではウラン鉱山が儲からないので、
原発をやめたアメリカの替わりに外国にそれを勧め、
「分かりました」と応えたのが日本だった ・ ・ ・
と指摘する人がいる。
随分前に聴いた話で、喋ったオッサンの名前も忘れてしまったが
それがホントだとすると、脱原発は外交絡みになる。
だが、核軍拡の時代ではあるまいし、
軍事利用の為に平和利用を阻害してはなるまい。
自家発電に積極的なパナソニックが
リチウムイオン電池の生産工場を中国に作るとか。
自家発電の次は蓄電。
電力事業の規制緩和を予測した動きだろうか?
自家発電と蓄電の普及促進は避けられそうにない。
それを阻害してきた電気事業の独占にも
改革を求める声が強まるだろう。
政府の出す基金だのなんだのの倍賞案は
東電を今のまま存続させることを前提とした東電救済案。
この際、解体して発電と送電を分割するなど
規制緩和を進めるべきとする声が対置されそうだ。
通信事業が多様化したのだから、
電力もそうあって当たり前かもしれない。
原発を推進してきた東芝には痛手だろうが、
パナソニックも抜け目がない。
一番大切なことは
国民生活と日本の未来にとって何が有用かだ。
経済を動かすエネルギーとして利権も必要だが、
大局的視座を外れぬよう、監視も必要だろう。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 最悪の年末だったけど(2021.12.30)
- 予定が狂って・・・(2021.10.17)
- 色々ありまして・・・(2021.08.09)
- 未だ落ち着かず(2021.01.30)
- 何故に行列の古代神社 (2021.01.03)
コメント