汚染報道にも落ち着き見せる「とくダネ!」眞鍋さん
暗闇で積み木を組み立ててるような福島第一原発。
中には入れないし、計器も動いていないでは、
遠くから観察するか放射線量を計るくらいしかデータがない。
水道水からのヨウ素検出で、今度は水が店から消えた。
大人には問題ない量ということで、眞鍋かをりさん、
普通に水道水を使っているそうな。
「直ちに」問題となる量ではないなんて言い方するから
「そのうちいつかは問題になるのか」と不安になるし、
専門家を呼んで解説してもらわなくてはならなくなる。
今日の「とくダネ!」でもそれは同じだ。
ざっとこんな感じ(拡大可)だ。
ヨウ素の放射線半減期が8日とは何度も聴いた話だが、
乳幼児の粉ミルクを作る場合は、汲み置きした水道水
(ペットボトルに入れて蓋を閉めておいても良い)を
安全な天然水やミネラル水と割って希釈して使う
・ ・ ・ とはイイ話だ。
確か外国製などのミネラル分の多い水(硬水)は、
乳幼児の腎臓に負担を与えるはずだし。
では、浄水器は効果あるのか、という眞鍋さんだが、
大気中のヨウ素は活性炭に吸着するが、
水溶液に同じ効果があるか否かは不明だとか。
「やっぱり普通に飲も」と眞鍋さん。
汚染が指摘されている野菜も
水洗いでかなり除去できるらしいが
「ミネラル水で洗う訳にはいかないし」
摂取制限が指定されてるものはしばらくお預けか。
「水も食品も被災地に優先的に
届けなければいけないのだから」
と過度な対応に釘を刺す眞鍋さんだ。
今は冷静に対応出来ても、これからのことは
放射線の漏洩を食い止められるか否かにかかっている。
大気、水、食品から継続的に摂取してしまうことになると、
個々の線量は大したことなくても合算すると
身体に影響を及ぼす可能性がある。
勿論、200km離れた東京の話ではなく、
福島県の30km圏外のことだが ・ ・ ・
そもそも同心円上の一律30kmでいいのかね?
一過性の核爆発ではないのだから
風向きとかで地域差が出るはずだが ・ ・ ・ 。
「なかなか何が正しいのか分からないから
みんな不安になると思うんですけど、
自分たちは正しい行動をしようって思えるのは
頑張っている人たちがいるから」
ハイパーレスキュー隊が撮影した映像を見て語る眞鍋さん。
専門家でも外から想像するしかない状況の中、
現場で奮闘する人々に声援を送るしかない。
笠井キャスターは再び現地取材に行っている。
「とくダネ!」取材班はかなり奮闘しているが、
これについては別記事としたい。
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コメント
この放送、見ていました。
眞鍋さんの、落ち着いた態度に感激しました。
昨日、金町浄水場から供給される水道水から放射性物質検出のニュースが流れた直後から、ただでさえも品薄の飲料水があっという間に買い漁られました。
ニュースが流れた時、一瞬水を買わなくては、と思いました。
でも被災地はもっと厳しい状態だし、乳児のいるご家庭は不安でしょうし、食べざかりの子供が二人る我が家は、優先順位は低いと思って、水を買いに行きませんでした。
大人には問題ない量だし。
はっきり言ってくれて、すごく頼もしかったです。
投稿: emmie | 2011年3月24日 (木) 20:10
さすがに正月の旅行先をギリシャかチュニジアで
迷う眞鍋さんが、これぐらいの放射能ではビビりませんよね。
私も、物理学部ですので、ある程度実験で浴びていますので平気です。
投稿: firstheart | 2011年3月24日 (木) 23:10
>emmieさん
取り敢えずはヨウ素が減って良かったですね。
落ち着きたくても落ち着いてはいられない心理も理解できます。
白状すれば、私も眞鍋さんをはじめ東にいる人たちを心配してしまいましたから。
眞鍋さん、凄いっす。
>firstheartさん
オオッ!それは頼もしいです。
投稿: KenNagara | 2011年3月25日 (金) 04:37