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2011年3月21日 (月)

震災と自衛隊

 

何派にも連なって押し寄せる津波を

空から捉えた映像はテレビで何度も流された。

撮影したのは自衛隊だが、

通りすがりにたまたま撮ったものではあるまい。

地震発生から30分ほどしか経っていないはずなのに。

 

阪神淡路の震災でも、現地の自衛隊は素早く出動準備を整え、

村山総理がのんびり昼飯を食ってる頃には

今や遅しと命令を待っていた。

今回の震災でも自衛隊が迅速に対応していたことは間違いない。

 

ところが一部報道では、

菅総理がスタンドプレーで10万人派遣を決めた為、

事前に聞いていなかった幕僚が慌て、力を発揮できなかったとか。

政府批判をしたいのかもしれないが、それが事実としたら

ボンクラなのは総理ではなく幕僚の方である。

 

事前の根回しがなかったので力を発揮できなかったでは

有事に対応することなど出来るはずがなかろう。

自衛隊が動く時は常に緊急事態であり、他の官庁とは違う。

敵(今回は災害)は「ああそうですか」と待ってはくれないのだ。

 

多少慌てたかもしれないが、

それで力を発揮できなかったとは到底思えない。

現実に、自衛隊が救助した被災者は16000人に上る。

自衛隊10万人投入が間違った判断だったとは言えない。

 

避難所に物資が行き渡らない原因については別記事で書いた。

道路の復旧が進んだ今では事情も変化しているが、

それ以前の問題として、

輸送機による空中投下をしなかったことを

政府の無策などとなじる記事もある。

 

瓦礫の中から食料を捜して飢えをしのいだ人々もおられるのだから

空中投下も一つの策ではあろうが、根本的な解決策ではない。

35万人の避難住民は阪神淡路の30万人と大きく変わらないが、

被災面積は阪神淡路の10倍以上、避難所の数は4倍近い。

「空中投下すればいいのです」と

したり顔で語って済む状況ではなかろう。

 

こうすれば良かったという話を始めればきりがない。

有線、モバイルともに通じにくい状況では、

自衛隊の通信能力がモノを言う。

要所に分遣隊を派遣、状況把握と通信連絡に当たらせては。

道路交通法の規制を一時的に取り払い、

悪路に強い履帯車両も投入すべきだったのではないか。

官邸が自衛隊の能力を完全把握していたとも思えず、

防衛省と官邸の情報交換がうまく機能していなかったのではないか

 ・ ・ ・ 。

 

しかし、少なくとも、

空中投下をしなかったことを無策と言いつつ

より有効な10万人投入をも批判するでは支離滅裂である。

書いた記者は自分が書いていることの矛盾に

本気で気付かなかったのであろうか?

 

戦犯を見つけて怒りをぶつけたい気持ちは分からなくもないが、

批判の為の批判では何の役にも立たない。

 

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