間の抜けた空薬莢
芸能事務所に薬莢らしき「金属片」が送られたとかいう
訳の分からないニュースがあって、
訳が分からないから無視していた。
だが「たかじんNOマネー」の収録で眞鍋さん、
「薬莢ってどこで買えるんですか」とか
さらりと笑いにしたらしいので
当ブログもちょこっと語っておこう。
何が訳分からないといって、
空薬莢なんて送ってなんの「恐喝」になるのかという話だ。
暴力団らしき者が「実弾」を送りつけたって話は聞く。
「実弾」とは、薬莢に未使用のプライマー(雷こうまたは雷菅)、
パウダーと弾丸が詰められたカートリッジのことだろう。
適合する銃に装填すれば発射可能なもので、
これなら「本物持ってるぞ。撃ったろか」という脅しにもなる。
だが、空薬莢なんてプライマーに打刻痕があれば
単なる打ち殻で郵送しても違法にはならない。
散弾銃用12番ゲージの空薬莢に蓋を付け、
マッチ箱の代わりにして客に配ってる居酒屋だってあるくらいだ。
オヤジがクレー射撃か狩猟をやっていたのだろう。
もっとも、散弾銃用の薬莢は弾底部以外プラスティックなので
「金属片」とは言えないかもしれないが。
プライマーに打刻痕がなければ未使用ということになり、
無資格者が持っていれば違法だが ・ ・ ・
カートリッジから弾丸を引っこ抜き、パウダーを抜くなんて
そんな意味のないことわざわざするかね?
報道で読む限りでは、添付された文面も
ネット上の書き込みに比べればおとなしいものだ。
騒ぎたい人がいて警察に届けたのだろうが、
違法性には乏しく、捜査しても起訴には持ち込めないだろうし、
そもそもニュースにするような話でもないように思う。
随分間の抜けたことをする奴がいたもんだ、とは感じるが。
蛇足だが、民間人の場合、
合法的に入手できる金属カートリッジといえばライフル用だ。
空気銃や散弾銃で競技や狩猟の実績を10年以上積めば
所持許可が下りるはずだが、北海道などと違って
狩猟場が狭い山間部に限られる近畿圏では、
ライフルハンターをあまり見かけない。
だから、国内で見た金属薬莢といえば
戦争遺品の展示くらいしかない。
そういえば、
プライマーとパウダーを抜いた空薬莢に実弾頭を付け、
首からぶら下げてるアメリカ人を見たような気がする。
輸入しても違法にはならないだろうが、
個人の手荷物に入れて持ち帰ったら、税関で捕まるかもね。
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コメント
微妙に気になったのですが、困らせるなの前の (眞鍋かをりを)が括弧書きなんですよね。
本当に眞鍋さんに関することなんでしょうか?
事務所に困らされてるのが、眞鍋さんだけとは思えませんし。
投稿: firstheart | 2011年2月28日 (月) 23:33
全文はどんな文面なんでしょうね?
中抜きされたら誘導されてる様な気がします。
投稿: KenNagara | 2011年3月 1日 (火) 00:34