心と精神の指輪
「Hearts and Minds(心と精神)」とは
1974年に発表されたドキュメンタリー映画。
ベトナム戦争を題材としながら
アメリカ社会の深部をもえぐった衝撃作だ。
無知な一部「文化人」の受けを狙った底の浅い作品ではない。
この作品が何故か今、恵比寿の東京都写真美術館で上映中とか。
日本では過去に二回、深夜枠で放送されたはずだが、
意外にも劇場公開はこれが初めてらしい。
ボカシや音声カットがないとすると、
一部ショッキングな映像も含まれる(CGではないのだ)。
なので、「是非観るべし」とは勧めにくいのだが、
アメリカの良心について考えさせられる
観て損はない作品である。
そう言えば、眞鍋かをりさんもベトナム旅行をしたとか。
戦争が終わって35年。
日本で言えば1980年頃の感覚だから、
ベトナム社会の中心は戦争を知らない世代。
今さら戦争とばかり結び付けては申し訳ない気もする。
だが、ふと思い立って机の引き出しを探り、
出てきたのは古い革の小銭入れに入った指輪だった。
素材はジュラルミン。
撃墜された米軍機で造られたという触れ込みだったらしいが
真偽のほどは定かではない。
これ自体に価値があるというものではなく、
カンパ活動の証として配られたもののようだ。
まさに「Hearts and Minds」の時代のものだが、
一方に戦う人々がおり、
他方は遠くから支えようとした。
ここにはもう一つの「心と精神」がある。
眞鍋さんガンバレッ!
| 固定リンク
「眞鍋かをり・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- うめよ歩け何処までも(2022.01.23)
- 急いで見ないと眞鍋さんのシンポ画像(2021.12.06)
- 不覚!知らなかった眞鍋さん(2021.11.24)
- 終活に全集中?(2021.11.21)
- 眞鍋アートと散る花と(2020.12.23)
コメント