優しさ拭えぬ庶民目線~コメンテーター眞鍋さんの最近
東国原宮崎県知事、突然トーンダウン。
思ったより支持されていないことに気付いたらしい。
いきなり政治の話だが、眞鍋さんも発言する機会が多い。
出先で市の職員らと雑談していても、
「『宮崎をどげんかせんとイカン』と言う姿に共感していたのに、
いきなり『自民党を変えなければ』とか、
『総裁候補にしろ』とか言い出されても」
等々、支持する声は聴かれなかった。
何かの世論調査でも、出馬支持率は15%以下だった。
「出る杭は打たれる」的反発もあるに違いない。
「人気取りにしか思えない」
「国民は小手先の操作に辟易としている」
等々、各報道番組コメンテーターも辛らつだ。
では、眞鍋さんは?
「ちょっとどきどきしてきました」と、当初、
テレビドラマのような展開に驚いていた眞鍋さん(とくダネ!)。
その後の展開に「東国原さんはやる気満々なんでしょうけど」
・ ・ ・ 自民党内の反発を指摘し、
「古賀さんの面子は?」と気を遣う(ミヤネ屋)。
もう一つの目玉、内閣改造も不発に終わり、
「これで選挙まで何も出てこなかったら、
私たち(国民)は何で判断すればいいんでしょう」(同前)。
根っこが攻撃的でない眞鍋さん、辛らつな論評は苦手だ。
どうしても優しさが勝ってしまうので、麻生総理に対しても
「細かいこと言い過ぎ」と擁護する場面もあった(サプライズ)。
眞鍋さんはいつも庶民目線、
大所高所から物申す類とは異なる。
とは言っても、万事無難に、当たり障りなく済ませてはいない。
政治経済、社会、科学、文化芸能、スポーツ
なんでもこなす総合誌一人編集長の眞鍋さんだけど、
それぞれに眞鍋さんらしい主張が散りばめられている。
優しさ拭えぬ庶民目線が突出した印象を与えないだけ。
眞鍋さんのブログのコメント欄を見ていると、
たまに突出した発言をしたかのような書き込みがあるが、
マスコミ全体の論調をまるで知らない、つまり、
ニュースなどほとんど見ていないとしか思えない。
上から目線のわりにチャチで的外れ、不勉強だ。
これも一種の「出る杭は打つ」類かもしれないが、
世論全体の中に位置づけてみるならば、
眞鍋さんはそもそも突出していない。
東国原知事とは違うのだ。
話にならない。
バラエティーの分野では、ふられたら躊躇なく
おかしな踊りや物真似を披露してしまう眞鍋さん。
コメンテーターとしてもこれからも躊躇なく
背伸びしない眞鍋さんらしさと庶民目線を貫いてくれるだろう。
昨年の「ズバッとコロシアム」に続き、今年は
SAVE THE FUTUREで見事な討論を見せた眞鍋さん。
その能力だけは明らかに突出している。
期待は大である。
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コメント
「まめタン」改め「かずべえ」にしました。
東国原知事の件、とくダネ!では私もドキドキしてましたが、
やっぱり、とくダネ!のストーリーは考えすぎだったのですね。
東国原知事は、政治家として優れていても、キャリアを考えると唐突すぎたのでしょうね。
投稿: かずべえ | 2009年7月12日 (日) 18:47
一期目は前知事からの引継ぎが大半、二期目からが勝負ですから、政治家として優れているかもまだ分かりません。
投稿: KenNagara | 2009年7月12日 (日) 19:44