限りあって限りないもの
この宇宙が終焉を迎える時、人類は別の宇宙に移住するだろう
・ ・ ・ などと言う話をCSでやっていた。
宇宙の終わりとはいつだと言うと何千兆年も先の話だとか。
なんと気の長い話ではないか。
地球の寿命より遥かに長い時間だから、
宇宙を棄てる前に地球を棄て、
次々と何万回も移住を繰り返さなくては
宇宙の終わりまでは生き永らえまい。
あと10年も生きられないだろう自分の寿命を考えると
そんなに生きてどうする、なんて言いたくなる。
アメリカのテレビ局の制作なので「霊魂の不滅」とか永遠とか
荘厳で深遠な雰囲気が好きなのか。
よく分からん。
だが、限りあるものこそ美しいと言う考えもある。
いつでも買える物より一点物の方が価値がある
・ ・ ・ みたいに。
しかし、考えたら、世の中一点物だらけだ。
双子の様に同じ日常を繰り返していても、完全に同じではない。
双子だって、よく見れば違う。
一卵性双生児は天然クローンだから、
クローンでも完全には一致しないのだ。
ありふれた日常も、二度とない一回限り。
だとしたら、結構、貴重に思えてくるではないか。
何十億人といる人間の中で、
特定の個人と個人が出逢う確立は天文学的極小値となろう。
いやでも他人と出逢ってしまうから有難味がないだけで、
実は一期一会の奇跡の連続と言えなくもない。
そんな一点物の出逢いを繰り返していると、
眞鍋さんの様な人に出逢う幸運にも恵まれる。
これ以上はない奇跡中の奇跡。
何千兆年の時などもう要らない。
宝石のような体験が
全てを光に変えてくれるから。
限りあるものだから、それ故に不滅。
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コメント
私は、人生折り返しに近いところで、眞鍋さんと握手ができ、サインももらえました。
この出会いも奇跡だと思ってます。
良い思い出として、大切にしていきたいです。
投稿: かずちゃん | 2009年4月18日 (土) 17:42
きっとまた会えますよ。
投稿: KenNagara | 2009年4月18日 (土) 18:34
いいたとえですね
投稿: maeda | 2009年4月19日 (日) 15:46
有り難うございます
投稿: KenNagara | 2009年4月19日 (日) 16:36