この優しさこそ眞鍋さん、真心眞鍋流の対談
若い頃(今でも若いけど)あまりの情の深さに
溺死しそうになったこともあるらしい眞鍋さん。
大人になって、コントロールする術も身につけたようだけど、
真心眞鍋流から溢れる思いやりはとどめようがない。
何の話かと言えば、今週の「ココだけで教えて」
俳優、江守徹さんとの対談だ(『週刊ポスト』2.27)。
脳梗塞で倒れ、断酒してから2年。酒浸りのイメージを一新し、
「ホントにつまらない生活」を送っているという江守氏。
「酒を飲まないと口が重い」と言う言葉通り、
自分から話を広げて饒舌に語るタイプではない。
眞鍋さんとの一問一答のような会話が続くのだが ・ ・ ・
「特に近しい親友とかいなかったな」
「悩みはお酒でごまかしていた」
というあたりから眞鍋さんの思いやりパワーに火がついた。
「今から本気でお友達作りに励めばいいじゃないですか!」
「お酒以外の趣味を持てば親友もできるかも」
釣りは?スポーツは?自転車、スカイダイビング ・ ・ ・
「絵とか書とかはいかがですか?」
「でも絵や書じゃ友達はできないか」
本気で親身になって考えている ・ ・ ・
まるで心理カウンセラーか訪問介護の介護士さんである。
限りなく優しい眞鍋さん。写真の表情からもそれが伺える。
しかし、江守さん「面倒臭い」を連発。
「酒だけが楽しみというのも恥ずかしい人生」と
マイナスに行きそうになるところを何とか押しとどめ、
「でも、江守さんにはお芝居がありますからね」と立て直す。
「この年になってくると、舞台も面倒臭いですよ」
なんて言う江守さんだけど、
「『面倒臭い』と思いながらやるくらいが、
長く続けられる秘訣かもしれないですよ」
と眞鍋さん。
これには「ああ、いいことを言ってくれる(笑い)。
人生には100%没頭するなんてものはないからね」
そしてすかさず、江守さん訳・演出の舞台
「グレンギャリー・グレンロス」の話へ。
「やっぱり、、江守さんにとって『舞台』が長い期間、
ずっと夢中で続けられることなんですよ」
乗せられてることに気付いてはいただろうけど、
江守さん、きっと心地良かったに違いない。
キャラでもイメージでもない本物の真心。
それが眞鍋さんだから。
キャラを作らないのであまり世間には浸透していないけど、
この優しさこそ眞鍋さん、真心眞鍋流だ。
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コメント
2週続けて、カウンセラーみたいな対談となりましたね。
一般のカウンセラーと違うのはお互いがある程度 お互いの情報を下調べや普段の仕事で知っているということ。
そして、実は眞鍋さんとゲストが両者がカウンセラーであり、クライアントであること。 そして、第3者のはずの読者も、カウンセリングの対象であること。
来週はデーモン小暮さん (遂に悪魔との決戦です。といっても、デーモンさんが地球におこした悪事を知らないのですが))
投稿: firstheart | 2009年2月22日 (日) 09:01
デーモン閣下は強そうですけど、我を張らない眞鍋さん、結局、乗せられてるようで乗せてしまう眞鍋さんペースになりそうな気がします。
投稿: KenNagara | 2009年2月22日 (日) 09:31