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2009年1月 6日 (火)

「仁愛」の人・眞鍋さん、火坂氏と兼続を語る

「地元の英雄が知りたくなって調べたけど、よく分かりませんでした」と語る眞鍋さん(「ココだけで教えて」、『週刊ポスト』1.16/23)。

良いことではないか。

戦のない平和な国には英雄など必要ないのだ。

と言うことで、

今回の対談、お相手は「天地人」原作者の火坂雅志さんだ。

 

大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続が英雄かどうかは

よく分からない。

私だけかもしれないが、直江景綱とどっちがどっちだったか、

分からなくなることが多い。
 
徳川がお手本とした武田家臣団のような合議制ではなく、

謙信のカリスマ性が強烈なだけに、

家臣が脚光を浴びる割合も少ない。
 
弱肉強食の戦国乱世に

大真面目に「無欲」と「義」を押し立てて

しかも本気で実行した謙信と言う変な男の前では、

甥の景勝でさえ、かすんでしまう。

 

「欲」を掻き立てる凋落で内部崩壊を企む謀略は、

信玄もずっと仕掛け続けたし、謀反も絶えなかったが、

結局、全体としての結束は崩れることがなかった。
 
何故か?
 
「人を裏切らない、信義に生きる、そして公のために何ができるのか。そういうことを実践したのが直江兼続なんですね」と火坂氏。
 
ナルホド。
 
そして、「『義』からさらに『仁愛』と言う考えに至るんです」

弱いものをかばう思いやりこそ上に立つものの役目。

真っ先に切り捨て、

寮から追い出して路頭に迷わせたりしてはいけないのである。

 

確かに、現代的テーマである。

弱いといっても、

派遣社員もこれだけ増えると、結束すれば大きな力になる。

民主主義社会だから、

一揆や打ちこわし以外の手で反撃に出る可能性も高い。

 

そう言えば、謙信以後の上杉家、

豊臣に「義」を通して家康に逆らい減封されたりするが、

家臣団のリストラはしなかった。

みんなで苦労を分かち合う。

そしてその結果、明治の世まで存続する。

 

さて、「戦士の資格」でサラリーマン社会を知った眞鍋さん、

「サラリーマンの世界にも通じる部分がありませんか?」

と問いかける。

大所高所に立つ話より、こっちの方が大方の読者には大切だ。

「戦士の資格」の主人公も、最後は「義」に目覚めたし ・ ・ ・
 
「常に『義』を貫いていればケンカになります。でも、『これだけは譲れない』と言う部分は譲ってはいけないですよ」

と火坂氏。

 

よく学び、よく吸収する眞鍋さん。

そして、「仁愛」の塊のような眞鍋さん。

弱いものに注ぐ目はいつも優しく、温かい。

「私も『義』を大切に、今年も過ごしていきます」
 
そう、眞鍋さんにとっては

「私」でも「今年」でもなく、

どちらも「」なのだ。
 
眞鍋さんは今年も眞鍋さんであり続ける。

ひと回りもふた回りも大きくなって。

 

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コメント

 私の会社も今年はかなり支出を抑える必要があるようで、残業代がなくなり、金銭的なゆとりは制限されそうです。

 でも、20代独身男子の私は、支出が少なく、金銭的には 身の回りではもっともゆとりがあるということになると思います。

 そんな時こそ、給料に文句を言わず、残業が減る分の時間を自己投資(当面は英語かな?)に繋げ、会社の役に立ちたいなと思っています。

 ところで、

 記事の中では 今年の 漢字の話題になりましたが、

 眞鍋さんの真(真実、真心)
 女子ゴコロに書いてあった芸能界のお友達
 優木さんの優(優秀、優しい)

 そんな綺麗な漢字で締めくくる1年になってほしいです。

 でも、今年の漢字が 「鍋」 だったら・・・・ 

投稿: firstheart | 2009年1月 6日 (火) 22:45

鍋は鍋でも湯豆腐ならいいんじゃないでしょうか?
 
「かをり」高いポン酢でいただけば、優しく、心温まる一年になるかもしれません。

投稿: KenNagara | 2009年1月 7日 (水) 05:34

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