進化する女優・眞鍋さんの心の演技
女優・眞鍋かをりさんが出演したドラマ「戦士の資格」。
眞鍋さんは予想外に重要な役、しかも見事な演技だった。
1時間の枠に収める為には、
かなりの推敲が必要だったと思われるシナリオだが、
「嘘から出た真」的どんでん返しが効いて、
「人を大切にすること」への共感が爽やかな余韻を残す。
眞鍋さんと主役との絡みは、イントロとラスト。
嘘(イントロ)と真(ラスト)を対比させる要だ。
そして眞鍋さん、程よい抑制と自然な感情表現に、
内面から作る真心眞鍋流の真価を見せる。
特に、最後の台詞、「勝たなくていいの?」は印象的だ。
眞鍋さんが番組ホームページで語っていたことの意味が
よく伝わってくる(081220-B)。
顔を僅かに左に動かして軽い疑問形を表すところなど、
自然かつ繊細な表現だ。
演技人として、「ロト6・・・」で大化けした眞鍋さん。
今回も、予想を超える見事さだった。
8頭身脚長パンツスーツ姿は、
相変わらず眞鍋さんの美しさを引き立てる。
でも、ヒールとスーツで決めても、
弾むような歩き方はやっぱり眞鍋さん。
100メートル先の後姿でも、
「あっ、眞鍋さん!」と分かってしまう。
さすがの眞鍋さんも、ここまでは演技できなかったらしい。
しなくてもいいんだけど。
演技者としての充実振りを見せつけた眞鍋さん、
これからも真心眞鍋流、心のこもった演技を見せて欲しい
そう、期待せずにはおれない。
*:組織の中では、一蓮托生的盲従は危険。
「保険」を用意していなかった主人公の迂闊(律儀)さが、
「実はイイ人」の伏線だったとしたら、
なかなか面白い本である。
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コメント
西島さんとは初競演だったかな?
現実世界では同じ大学の出身のお二人
そして戦士の資格を持ち合わせた二人
私も見習わなければいけません。
資格といえば、私の好きな言葉の一つ
タフでなければ生きていけない 優しくなければ生きていく価値(≒資格)がない。
お金も権力も知識も、今おかれている現実では、未来永劫価値が続くもののように思えるもの。
しかし、急激なインフレ、裏切り、郷、によって実は脆くも崩れ去るもの。
でも、タフさと優しさは人に宿る絶対的な価値。
そんな価値を再認識したドラマでした。
投稿: firstheart | 2008年12月30日 (火) 08:40
経済は目先の利益に振り回されやすいもの。
だから精神は、「真」を繰り返し問い続けるのでしょうね。
投稿: KenNagara | 2008年12月30日 (火) 18:28