吸収と熟成~眞鍋さんの進む道
眞鍋さんのトークがとても軽妙だ。
「ココだけで教えて」(『週刊ポスト』12.28)での、
甲斐よしひろさんとの対談。
とても気さくでお話好きな方のようで、
眞鍋さんもすっかりリラックスした様子。
甲斐バンド再結成、ラストコンサートを前に、
「そういう流れで話がついているわけですね」
と言うフリから
「でも、もったいないですよね」
と誘うと、それと知って誘いに乗った甲斐さん、
「延長戦とかあるのかな、クライマックスシリーズとか
・・・日本シリーズとか」。
すかさず眞鍋さん、
「そのままアジアシリーズまでやっちゃいましょうよ」
とたたみかける。
実に息の合った会話である。
「この4ページでは収まりきらないほど」話が弾んだ
と言うのも頷ける。
九州出身の甲斐さんは「吸収男児」だそうだが、
吸収力なら負けない眞鍋さん。
今回も、たっぷり色々なことを吸収したようだ。
服装もいつものスーツではなく
袖の広がったブラウスに
短パンブーツの美脚ファッション。
立ち姿を見たかった ・ ・ ・
誰もが同じかどうかは分からないが、
忙しい時の方が頭の回転は速くなる。
テレビのニュースを聞きながら、それとは別のニュース原稿を書き、
同時に、別件の打ち合わせをする ・ ・ ・
四六時中時間に追われていると、
そんなことも普通に出来てしまう。
ただ、そうやって次から次へとこなしていった仕事の数々、
その全てが完璧の出来だったと太鼓判を押せるかと言うと
・ ・ ・ それは疑問。
本気で自信の持てるところまで仕上げようとするならば、
ダレない程度の緊張感を保ちつつ、一定の余裕は必要だと思う。
たまに、アメリカに修行に行くなどと言って、
結局、何もものにせずに帰ってくる人がいる。
「アメリカでなければ出来ない」確かな理由がない限り、
日本で出来ないことはアメリカに行っても出来はしないのだ。
安易な発想は逃げにつながる。
それは兎も角、
「死ぬんじゃないか」と心配になるほど多忙を極めた眞鍋さん。
でも、その中でたくさんのことを吸収し、
ふた周りくらい大きくなって、
驚くほど魅力を増した。
得たものを忘れないように、
熟成させて欲しいものだ。
| 固定リンク
「眞鍋かをり・書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 自分探しじゃないけれど行ってみたいぜ再認識の旅(2016.09.12)
- それぞれのベストバランスと眞鍋さん『日経WOMAN』インタビュー(2016.09.10)
- いずれまぁるくなる眞鍋さんの「サンカクなきもち」(2016.02.24)
- 眞鍋さんの新しい旅路(The Japan Times for WOMEN)(2015.09.07)
- サイン会も終わりましての眞鍋さん(2015.06.13)
コメント