秋色に染まる音
秋の音楽と問われたら、「V.ウィリアムスだ」と答えてやる。
「え?」と言う怪訝そうな顔を尻目に、
心の中で「シメシメ」とほくそ笑みながら、断固、無表情を貫く。
「え?」とか「ほぅ」とか言わせなければ、
一人前のひねくれ者とは言えないのだ。
曲名を尋ねられても答えてはいけない。
「グリーンスリーブス」なんて言ったら、
「な~んだ」とがっかりされてしまうから。
しかも、曲自体は民謡で、
オッサンはストリングスバージョンを作っただけなのだ。
ハッタリである。
ありきたり過ぎて人には言わないが、
銀杏並木が色づく頃、心に浮かぶのはショパン。
ト短調のバラード ・ ・ ・
亡き妻との思い出の曲だが、
浮かんでくるのは恋人時代の淡い思い出ばかり。
人の脳は、楽しい記憶を優先的に保存する。
だから、楽しい。
でも、眞鍋さんには全然似合わない。
そもそも、短調のイメージではない。
「ルビーの指環」を転調して、リズムを変えれば
「ガラスの少年」になってしまうのだ。
後の方が眞鍋さんらしい。
閑話休題。
眞鍋さんの笑顔を想いながら。
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