« 突然ながら、朝青龍 | トップページ | 多彩な才能紡ぐ糸 »

2008年9月 2日 (火)

驚きのNHKが驚きのドキュメント

どうしても一筆したためておきたいのが、8月31日に放送されたNHKスペシャル「東京湾に幻のサメを追う」(再放送9月3日)だ。

世界初、どころか新発見も含む驚きの映像。

こんなものをさらりと1時間番組で流してしまうNHKの商売気のなさにも驚くが、その資金力にはもっと驚かされる。

 

「幻のサメ」とは、1億年前から姿を変えていないと言う古代魚、ゴブリン(ユーコリンではない)シャークの事だ。

世界的には30数例しか捕獲例がなく、生きた姿を捉えた映像もない。

ところが、三浦半島沖の海底谷(そんなものがあるとは知らなんだ)付近で140以上も捕獲されたのだと言う。

そんなに網にかかるのなら、撮ってやろう ・ ・ ・ と、軽い気持ちで始めたドキュメントなのかもしれないが、

結局、1年がかりとなった(!)

 

1週間程度の取材日程で、「結局見つかりませんでした」なんて内容を、大袈裟なタイトルをつけて2時間特番にしてしまう民放とは、この辺で早くも差がつく。

深海に生息すると言う事で、走行装置付きの無人深海撮影装置が投入されるのだが ・ ・ ・ レンタルでも研究機関の協力を仰いだ訳でもない。

NHK自社開発!

カメラだけでン千万円、耐圧装置、走行装置、リモコン等々 ・ ・ ・ 桁が多すぎて目が眩みそうだ。

 

だが、時間と金をかけただけの事はある。

生きたゴブリンシャークの泳ぐ姿を鮮明なデジタル映像で余すところなく捉える事に成功した。

靴べらのように鼻先が突き出した奇妙な姿。

だが、過去に捕獲された(既に死んでいる)ゴブリンシャークの写真と形状が違う。

靴べらの下の口が突き出ているはずなのだが ・ ・ ・

と思ったら、平坦だった胴体から、突然、口が飛び出した!

捕食行動の際、顎の骨が回転して口が飛び出すのだと言う。

新発見。勿論、世界初の映像だ。

出色のドキュメント。

 

こんなものをさらりと1時間番組で流してしまうNHKの商売気のなさにも驚くが、その資金力にはもっと驚かされ ・ ・ た。

|

« 突然ながら、朝青龍 | トップページ | 多彩な才能紡ぐ糸 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 驚きのNHKが驚きのドキュメント:

« 突然ながら、朝青龍 | トップページ | 多彩な才能紡ぐ糸 »