夜の瀬戸内
満艦飾のランプを煌々と照らした漁船がすぐ近くに見える。
石を投げたら届きそうだ。
そう思って足元を見回す。船の上だから、石ころなんて落ちてる訳ないか ・ ・ ・ と、思ったら
あった!
石ころではなく、コンクリートの破片だったけど。
これなら最低100メートルは投げられる。たぶん、漁船との中間あたりに着水するはず。
そう思って、思い切り助走をつけて投げた。
目の前に落ちた。
はぁ!?
距離感が狂っているのだ。見通しの悪い都会に住んでいるから。
そういえば、山頂から眺めた黒部の湖も、手近な水溜りに見えた。
フェリーの最上甲板 ( カンパンと読むのは軍艦。商船ではコウハンと呼ぶのが正しい ) 。ほとんど全員が酔っ払って、当然、私も定量のボトル三分の二をとっくに過ぎた頃、一斉にみんなが黙った。
酔っ払った目を、全員、一つの方向に向けている。
明石海峡大橋
凄い!
そして、近い!
フェリーのマストがぶつかりそうだ。
勿論、距離感が狂ってるからなんだけど。
一同、息を呑んで近づく世界最長の橋を見守る。
マストが橋の下をくぐった瞬間、なぜか拍手が沸き起こった。
おぉ ・ ・ ・ というどよめきとともに。
「横浜なんかに住んでたら、ロクな魚は食べられんだろう」と、母方の祖母が明石鯛の塩焼きを送ってくれたのが小学生の時。
「されば港の数多かれど~」 ・ ・ ・ 横浜市歌を今も歌える私には余計なおせっかいに思えたけど
旨かった!
目からうろこが百枚くらい落ちて、世界観が変わった。
我が一族は、姫路を府中とする播磨の武家。毛利に敗れて羽柴秀吉を頼った時も、この海を渡って落ちていったのかもしれない。
今でも、年に数回は鳴門海峡を眺める。
近いし
ネット接続の不具合で、自分のブログにもアクセスできないまま夜が明けた。
気が付いたら「ココだけの話」が更新されていた。
鎌倉プリンスホテルのインタビューでも瀬戸内の話をしていたっけ。
海でアサリだったかハマグリを採り、帰り道で畑 ( 他人の ) から葱を抜いて家に帰ると、パーマンの母が調理してくれた ・ ・ ・ って、テレビでも話してた。
でも、「おもいっきり」のリハも早いんじゃないの?
バカボン画いた人も、心配してるよ、きっと
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